プレミアのウォームアップで初のボディカメラ装着 しかしファンには不評!?

ボディカメラを装着したキルマン photo/Getty Images

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キルマンとジョンソンが装着

 近年はカメラが小型化し、体に装着して撮影するいわゆる「ウェアラブルカメラ」が進化してきた。同時にさまざまなスポーツで新しい映像表現がテストされ、レース系競技などでは選手や車体に装着したカメラがスピード感ある映像を届けてくれるようになった。

 サッカー界でもこのような試みは進んでおり、先日のウルブズ×トッテナムの試合前のウォーミングアップでボディカメラの装着がテストされたようだ。TNT SPORTはプレミアリーグと提携し、チームメイトとともにウォームアップする様子を映像コンテンツの一部として放送した。カメラを装着したのはウルブズのマックス・キルマンと、トッテナムのブレナン・ジョンソンだ。

 しかし、この映像はファンにはあまり評判がよくなかったようだ。英『THESun』によると、あるファンはSNSで「二日酔いでブレナン・ジョンソンの試合前のボディカメラを見ると気分が悪くなる」と冗談を飛ばしている。また、別のファンは「誰も求めていない、あるいは必要としていないサッカー放送の革新だ」と冷ややかだ。
 もちろん「選手の視点で見ることができてよかった」という好意的な反応もあった。誰もが反対していたわけではないようだが、サッカーの激しいプレイを一人称視点で見るとなれば、人によっては画面酔いを起こしてしまうこともあるだろう。

 いつかフィールドプレイヤーの視点で、あたかもピッチに立っているかのようにサッカーを観戦することができるのだろうか。万人受けする見方ではないような気もするが、例えばプレイヤーにとっては参考になるのかもしれない。

電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)287号、11月15日配信の記事より転載

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