名手ジョルジーニョが3回連続でPK失敗 このままキッカーを任せるべきなのか

またしてもPKを失敗してしまったジョルジーニョ photo/Getty Images

指揮官は次回のPKキッカーにも指名

イタリア代表は17日、EURO予選で北マケドニア代表と対戦し、5-2の快勝を収めた。この結果、グループCの2位に浮上。3位ウクライナ代表と相見える最終節の直接対決に、「引き分け以上」で本大会出場が決まる。

前回のEURO2020で大ブレイクを果たしたフェデリコ・キエーザが、この試合で2ゴールの活躍。近年は怪我に悩まされることが多々あり、なかなかコンディションが上がりきらないことも多かったが、復調の兆しを見せている。本大会出場を目指すイタリアにとっては、これ以上ない朗報かもしれない。

ただ一方で、不安要素もある。PKキッカー問題だ。カタールW杯予選のスイス戦で2度のPKを失敗していたジョルジーニョ。今回の北マケドニア戦でもPKを任される場面があったが、またしてもゴールネットを揺らすことができなかった。3回連続で失敗するという屈辱を味わってしまったのだ。

英『Footaball Italia』などによると、イタリア代表のルチアーノ・スパレッティ監督は試合後、このジョルジーニョに関して「彼はイタリアにとって、特別なPKキッカーであり続ける」とコメント。さらに「私は彼に次のPKも任せると伝えた。そして、彼も同意した」と述べており、次回のPKキッカーにもすでに指名したことを明かした。

ただ、ジョルジーニョの連続PK失敗に関して、誰もが寛容ではないだろう。かつてイタリアを世界一へ導いたレジェンドのジュゼッペ・ベルゴミ氏は「ジョルジーニョはPKが自分に課されていないことを認めなければならない。今日、我々は疑いの余地がないものを確認した。彼の人柄や再びあの場所に立つ精神力の強さは評価できるが、もう十分だ。コーチのところへ行き、他の人に任せるよういうべきだ」といった見解を示している。

本人ものちに後悔を口にしていたが、スイス戦でジョルジーニョがPKを決めていれば、イタリアはカタールW杯に出場できていた。もし20日に行われるウクライナとの大一番でPKのシーンが訪れることとなれば、ジョルジーニョが再びイタリアの未来を左右するかもしれない。

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