“バルベルデ世代”となる新生・ウルグアイが強い 「彼はまだ何年もトップレベルで戦える」

ウルグアイを中盤から引っ張るバルベルデ photo/Getty Images

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南米予選でブラジル&アルゼンチン撃破

マルセロ・ビエルサを指揮官に迎えたウルグアイ代表が想像以上の強さを見せている。

先月の南米予選ではブラジル代表を2-0で撃破し、今月も17日にアルゼンチン代表を2-0で粉砕。まだ南米予選は始まったばかりだが、アルゼンチンに次ぐ2位発進と上々のスタートだ。

頼もしいのは、これからの代表を支える中堅と若手だ。中盤ではレアル・マドリードMFフェデリコ・バルベルデがリーダーとなっており、アルゼンチン戦で相棒を務めたMFマヌエル・ウガルテも強豪パリ・サンジェルマンでプレイする22歳の若き実力者だ。
アルゼンチン戦でゴールも決めたバルセロナDFロナルド・アラウホは最終ラインを統率するディフェンスリーダーで、代表では常連メンバーとなっているマンチェスター・ユナイテッドFWファクンド・ペリストリ(21)も将来が楽しみな選手だ。

アルゼンチン戦でダメ押しの2点目を決めたリヴァプールFWダルウィン・ヌニェスもエースの風格が漂い始めており、今季は2年目となるリヴァプールでも充実の時間を過ごしている。

ルイス・スアレス、エディンソン・カバーニ、ディエゴ・ゴディンらが引っ張っていた時代には1つの区切りがついたが、それでもウルグアイの人材育成力はさすがだ。

中でもバルベルデは特別な才能で、U-20ウルグアイ代表を指揮してきたマルセロ・ブロリも今後数年にわたって代表を引っ張ってくれるはずと期待を寄せる。

「バルベルデは世界で最も重要なチームの一つでプレイする素晴らしい選手だと思う。それはウルグアイにとって大きな誇りだよ。彼は素晴らしい身体能力を備えていて、まだまだ何年もトップレベルで活躍するだろう」(『MARCA』より)。

早くもワールドカップ2026年大会へ向けたチームのセンターラインは固まっており、来夏のコパ・アメリカでも優勝を狙うだけの力を持っている。ブラジル、アルゼンチンとも互角に戦えるチームに仕上がりそうで、ビエルサの下でどこまで強化されるか楽しみなチームだ。

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