プレミアで負傷者続出のなかチェルシーには戦力が戻りつつある いまだ全貌を見せていないポチェッティーノ・チェルシー

ジェイムズの復帰は心強い photo/Getty Images

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本来の姿をまだ見せていないチェルシー

週末から再開されるプレミアリーグだが、今季は負傷者の多さが問題となっている。このインターナショナルマッチウィークにおいても、マンチェスター・ユナイテッドのGKアンドレ・オナナとFWマーカス・ラッシュフォードが負傷するなど、さらに状況が悪化したクラブがある。

そんななか、開幕前から離脱者の多さに悩まされていたチェルシーは、やや状況が改善されてきたかもしれない。

大きいのはキャプテンでもあるDFリース・ジェイムズの復帰だ。今季からキャプテンマークを巻くことになり期待されていたジェイムズだが、早い段階で負傷離脱してしまいピッチを離れていた。復帰後は様子を見ながら起用されているといった感じだが、やはりクオリティは疑いなく、ジェイムズがいる右サイドは強度が違う。今回の代表招集も辞退しており、その間は良い調整期間になっただろう。
FWアルマンド・ブロヤとDFブノワ・バディアシルも起用可能。さらに、FWクリストファー・エンクンクとMFロメオ・ラヴィアがともに練習しているところが目撃されたと英『football london.』が伝えている。週末のニューカッスル戦に起用されることはないだろうが、他のクラブが負傷者続出に悩まされるなか、チェルシーにはここにきて戦力が戻りつつあるようだ。

考えてみれば、マウリシオ・ポチェッティーノのチームは今季未だにその全貌を見せていない。現在10位と結果につながっていないが、開幕のリヴァプール戦や勝利したトッテナム戦、そして4-4と打ち合いを演じたマンチェスター・シティ戦のように爆発力とインテンシティの高さはたびたび見せており、離脱者が戻り、使いたい選手を自由に起用できるようになったときにどのような姿を見せるのかは興味深い。

特にエンクンクはブンデスリーガで大きな得点力を見せており、まだ見ぬジョーカーとして期待は大きい。負傷者が戻りつつあるチェルシーが年末にかけて順位を上げていけるか、注目だ。

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