出場試合数がもっとも多いのは冨安健洋 世界で過密日程が問題となるなか日本代表選手への影響は

守備の主軸となる冨安は当然、代表での出番も多い photo/Getty Images

ケガだけは避けてほしい

週末には各国のリーグ戦を戦うために、選手たちはそれぞれ所属のクラブへと帰っていくわけだが、いま全世界的に過密日程が問題となっている。昨年のW杯の影響、さらにアディショナルタイムの取り方が変わったりといったなかでケガ人も増えており、選手への負担は増える一方だ。

そんななか『Transfermarkt』は代表戦前に、日本代表選手たちの今シーズンの出場データをまとめていた。トップリーグ所属のなかで今季もっとも試合出場が多いのは、アーセナルDF冨安健洋だ。プレミアリーグ10試合、CL4試合、リーグカップ2試合、日本代表として今回のシリア戦を含め5試合。計21試合に出場していることになる。

アーセナルでは途中出場も多かったが、ここのところはスタメンでの出場も増えてきたところで、11節のバーンリー戦時点で3試合連続のスタメンフル出場となっていた。ミケル・アルテタの信頼を得ている証拠でありさすがの活躍といえるが、昨季も負傷で大事な時期を棒に振ってしまったことがあり、冨安はケガがちなところが玉に瑕だ。

出場時間でみると、ユニオン・サン・ジロワーズ町田浩樹が1629分(19試合)でトップ。次に多いのはブライトン三笘薫の1483分(18試合)で、3位はレアル・ソシエダ久保建英の1354分(19試合)だ。欧州カップ戦に出場するクラブに所属していれば出場機会は増えるが、当然ながら負担も増える。

出場機会を得ている日本代表選手が多いことは喜ばしいが、三笘や鎌田大地など現在離脱中の選手もおり、状態が心配されるところ。加えて、日本代表のようなアジアの選手たちは移動距離の長さも負担となる。年末に向けての各クラブの過密日程、さらに年明けにはアジアカップが控えているが、どうか大きなケガだけは避けてほしいところだ。

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