ヴァランもカゼミロも見限られるのか 新オーナー就任で退団の危機に直面「大きな決断を示す準備ができている」

カゼミロとヴァラン photo/Getty Images

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ラトクリフ氏は名門を変えるか

マンチェスター・ユナイテッドは、英富豪ジム・ラトクリフ氏によるクラブ買収が現実味を帯びている。13億ポンドともいわれるラトクリフ氏の投資は、ついに来週行われると英『Daily Mail』などは報じている。現オーナーのグレイザー・ファミリーから株式の25%を取得すれば、ラトクリフ氏はクラブ運営に関わることができ、ユナイテッドは内部から変わっていくことになる。

新スポーツディレクターには、自転車競技の名コーチとして名高いデイブ・ブレイルズフォード氏が就任すると予想されている。ブレイルズフォード氏は英国自転車連盟のパフォーマンスディレクターとして、グランツール総合優勝12回を誇るイネオス・グレナディアスの総指揮をとる人物だ。

大規模なチーム改革が行われることになると予想され、そうなると2名の選手が退団の危機に直面すると同紙は報じている。MFカゼミロとDFラファエル・ヴァランだ。
カゼミロは現在負傷離脱中。しかし、シーズン開幕当初からフィットネスが万全には見えず、今季のパフォーマンスは批判の対象となっていた。1月にサウジアラビアへ移籍するのではとも言われており、たとえ残留するにしても夏には残すかどうか議論となるだろう。

ヴァランはエリック・テン・ハーグ監督からの信頼を失いかけているように見える。マンチェスターダービーで外されたのちに率直な意見交換が行われたとみられているが、現在先発しているのはハリー・マグワイア、ジョニー・エヴァンズ、ヴィクトル・リンデロフだ。

ラトクリフ氏は「大きな決断を下す準備ができている」と同紙は報じた。ジェイドン・サンチョの追放問題などもあり、現在は一枚岩となれていないユナイテッド。レアル・マドリードからの獲得に合計で1億1200万ポンドほどを要したカゼミロとヴァランだが、ユナイテッドの未来のために切り捨てられてしまうのだろうか。

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