アーセナルの中盤でハフェルツをスタメンに戻すべき理由とは 「トロサールを上回る可能性がある」

ハフェルツが劇的な決勝点を決めた photo/Getty Images

彼の働きが重要になるかもしれない

アーセナルはブレントフォードを1-0と破り、その結果プレミアリーグ首位へと躍り出た。この試合で決勝点を挙げたのは、夏に獲得されたMFカイ・ハフェルツだ。ハフェルツはサカのクロスに頭で合わせ、オープンプレイからは今季初となるゴールを奪っている。

この試合、左のインサイドハーフとしてスタメン出場したのはレアンドロ・トロサールだった。トロサールもこの位置で良いプレイを見せており、オフサイドで取り消されたもののネットも揺らしている。

開幕から数試合、このポジションで起用されていたのはハフェルツだった。しかしチームに馴染むのに時間がかかり、ファンや評論家から疑問を呈される。他に数名の選手が起用可能なポジションであり、ファビオ・ビエイラやデクラン・ライス、そして今回はトロサールが左インサイドハーフに収まっている。アーセナルのなかでも、特に選択肢の広いポジションであると言うことができる。

しかし、英『football.london』は、「最後の1枠争いでトロサールを上回る可能性がある」と、ハフェルツがこのポジションで優位に立つことを指摘している。

理由は、ここ最近のガナーズが引いた相手を崩すのに苦労していることにある。同メディアは、このポジションでのトロサールのオーディションは合格だったとしながらも、結局試合を決めたのは途中出場のハフェルツのほうだったことを重視した。

また、ミケル・アルテタ監督は試合後に決勝点のハフェルツについて尋ねられ、高さを発揮して頭でゴールを決めたことに満足するコメントを残している。

「まさにそれが彼と契約した理由だ。これらのブロックに対して、そしてこのようにボックスを守るチームに対しては、この種のプロフィール(高さ)が必要だ。彼はその点で並外れている。今日、彼はそのアクションで勝利をもたらした」

アーセナルの前線で高さを発揮してくれる選手は他におらず、引いて固めてくる相手に対しては高さで対抗することが選択肢となる。ウルブズ、ルートン・タウンと格下との対戦が続くアーセナルは、引き続きガチガチのブロックを敷いてくる相手に悩まされることになりそうだが、高さのあるハフェルツの存在は確かにひとつの解決策となる。

インサイドハーフだが、ポゼッション時はペナルティエリアに入ることも多いハフェルツ。ゲームの組み立てに関与しながら、必要なときにボックス内で高さを発揮させることができれば強い。批判も受けたハフェルツだが、いよいよチームの助けとなるときが来たか。

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