まさに「理不尽」が代名詞 浦和FWホセ・カンテ、“早すぎる”引退にファンから多くの悲しみの声

今季限りで引退することを決断したカンテ photo/Getty Images

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来年以降のさらなる活躍も期待されたが……

浦和レッズは27日、FWホセ・カンテが2023シーズンをもって、現役を引退することになったと発表した。

現在33歳のカンテは、スペインやポーランドなどのクラブを渡り歩いたのち、今年3月に浦和へ加入した。初の日本挑戦では徐々にチームへフィットしていくと、今季はここまで公式戦39試合に出場して12ゴールの活躍。明治安田生命J1リーグでは上位争いに(最終節を残して4位)、ルヴァンカップでは準優勝に貢献していた。

出場した直近のリーグ戦でも、9試合で5ゴールとまだまだピッチで抜群の決定力を見せているカンテ。それだけに、彼の早すぎる引退を惜しむ浦和ファンは多い。カンテの引退を発表した浦和の公式『X』にも、さまざまな声が寄せられていた。
「何度もピッチに立つたびにワクワクさせてもらった。ありがとう」
「理不尽なゴールももちろんのこと、札幌戦で見せた退場後に主審に握手をしに行ったスポーツマンシップに深く感銘を受けた。FW不足に喘いでいた浦和の救世主」
「どれだけ理不尽ゴールで助けられたことか。湘南戦の巻いていれたゴール、広島戦の弾丸ミドル……衝撃的でした!」
「来季は爆発すると思っていただけに悲しい」
「まだまだやれる!来年も!!と思っていましたが残念。ありがとうカンテ!」

一方で、カンテはクラブの公式サイトを通じて、次のようなメッセージを送っている。

「私は幸せに、穏やかに、誇りを持って引退しますが、何よりも感謝しています。物心ついたころから、私を形作ってきたサッカーに感謝しています。ファン・サポーターのみなさんに感謝しています。ファン・サポーターのみなさん無しでは、このスポーツに価値を付けられません」

「この難しいタスクを私に託し、信頼し頼りにしてくれたクラブ関係者のみなさん、感謝です! そして、この素晴らしい道中、私に訪れる新たな人生に感謝します!! フットボールのために、私は常に野心的でした。だからこそ、引退を発表しても、自分自身への敬意と私たちに多くの期待を寄せてくれるファン・サポーターのみなさん、そして浦和レッズに関わるすべての方への敬意のため、最高の形で終えることだけを考えています」

「シーズンを良い形で終えられることを願っています、私たちの努力は報われるはずです!!! ありがとうございました!」

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