敗戦濃厚かと思われていたマンCだが…… 逆転勝利に貢献した3人の若き逸材を指揮官は称賛

全ゴールに絡む活躍を見せたフォーデン photo/Getty Images

精彩を欠いた前半戦

マンチェスター・シティはチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第5戦でライプツィヒと対戦した。

すでに決勝トーナメント進出が決まっている両チームであったが、首位での突破に向けて負けられない試合であった。試合は、前半にライプツィヒのFWロイス・オペンダが2ゴールをあげ、波乱の幕開けに。

前半を0-2で折り返したシティ。リヴァプール戦とは裏腹に精彩を欠くプレイが多く、この試合は敗戦が濃厚かと思われた。そんなシティの状況を変えたのは、54分の交代だ。

ペップ・グアルディオラは、FWジャック・グリーリッシュに代え、FWジェレミー・ドク、DFカイル・ウォーカーに代え、FWフリアン・アルバレスを投入。それまでは中盤を務めていたDFリコ・ルイスが右SBに入り、状況を打開しようと試みた。

すると、直後にFWフィル・フォーデンのパスに抜け出したFWアーリング・ハーランドが得点を決め、1点差に。交代してからリズムを取り戻したシティは、69分にはDFヨシュコ・グヴァルディオルのパスを受けたフォーデンが相手の股を抜く技ありゴールを決める。

勢いが止まらないシティは87分、ドク、フォーデンと繋ぎ、最後はアルバレスが逆転ゴールをあげ3-2の逆転勝利を飾った。この試合で指揮官ペップが特に称賛したのが、フォーデン、ドク、ルイスの3人だ。

「リコ(ルイス)はまた格別だったし、ファイナルサードのフィル(フォーデン)は決定的な動きをしていた。ジェレミー(ドク)が我々のリズムを変えてくれたと思う」(英『Manchester Evening News』より)

全得点に絡んだフォーデンのパフォーマンスは傑出しており、途中出場のドクも停滞していた攻撃の突破口となった。そしてルイスは中盤でDFラインと前線の繋ぎ役として存在感を放った。

苦しみながらの勝利だったシティだが、獲るべき選手に得点が生まれ、CLで初めて2点差をひっくり返すことができたことはチームにとってプラスに働くだろう。

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