その存在は “デ・ブライネ”よりも重要か 世界一のユーティリティプレイヤー、B・シウバがもたらす脅威

マンCで欠かせない選手の1人であるB・シウバ photo/Getty Images

複数ポジションをトップレベルで

ここ数年は夏になると移籍の噂が浮上しているベルナルド・シウバだが、マンチェスター・シティにおける同選手の重要性は日を追うごとに高まっている。

今シーズンは、開幕戦で攻撃の要MFケビン・デ・ブライネが負傷し、長期離脱を強いられることになったシティ。FWフリアン・アルバレスやFWフィル・フォーデンが穴を埋める活躍を見せてはいるが、やはり大きな存在となっているのがB・シウバだ。

『Who Scored.com』によると、B・シウバはここまで91.4%のパス成功率を誇り、90分あたり62.6本のパスを出しているという。またキーパスを1試合あたり2.2本を出しており、ジェレミー・ドク(2.6本)、アルバレス(2.5本)に次ぐシティの選手の中で3位となる結果を残している。

パス成功率は今季プレミアリーグの全MFーの中で8位ではあるが、多くのキーパスを成功させながらもこの数字を記録しているのはさすがである。

また同メディアはB・シウバの守備にも注目している。同選手は1試合あたり平均1.8本のタックルを行なっており、前線からのハイプレスや自陣に戻ってきての守備でもチームに貢献していることがわかる。

シティの今季の攻撃はB・シウバやアルバレスのいる中央から行われている傾向にあるという。攻撃の32%がピッチ中央から行われており、これは今季のプレミアリーグで最も高い割合であると同メディアは伝えている。

FWアーリング・ハーランドやドクが度々称賛されているが、常に高いパフォーマンスをB・シウバは見せている。ウイングや10番のポジションはもちろん、ロドリ不在時にはアンカーをこなし、一時期は左SBまで任されていた。

今季はファイナルサードで違いを見せているB・シウバ。ここまではリーグ戦10試合で3ゴール3アシストをマークしており、昨シーズンのリーグ戦34試合で4ゴール6アシストを記録した数字に早くも並ぶ勢いだ。

複数ポジションを世界トップクラスでこなすことができるユーティリティプレイヤーのB・シウバは今のシティの攻撃にとって最も欠かせない選手といえる。

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