「週に3度地元のパブでグラスを片付けていた」 ハーランドも完封した33歳の苦労人DF“バロンドーソン”に注目集まる

ウルブズの守備の要ドーソン photo/Getty Images

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今季は全試合にスタメン出場

プレミアリーグ12位に位置するウォルバーハンプトン・ワンダラーズ。開幕前に監督交代が起こるなど今季は不安とともにスタートしたが、ここにきて次第に順位を上げてきた。

第7節マンチェスター・シティ戦でまさかの大金星を挙げると、続く好調のアストン・ヴィラ戦も退場者を出しながらドロー。その後もニューカッスル戦をドローに持ち込み、トッテナムには勝利するなど、強豪クラブにとって油断のならない相手となっている。

そのなかで、好パフォーマンスを見せているのがDFクレイグ・ドーソンだ。今季は全試合に先発しているドーソン。シティ戦ではアーリング・ハーランドのシュートをすんでのところで防いだプレイが話題となり、ハーランド本人からも称賛されていた。この試合、ドーソンの厳しいマークにあったハーランドはタッチ数14、シュート1本という寂しいスタッツを記録している。
彼にはウェストハム時代につけられた“クレイグ・バロンドーソン”というニックネームがある。ドーソンがバロンドールを獲ることはおそらくないだろうが、33歳にして黄金期を迎えたと表現できる今季のパフォーマンスは見事だ。

英『Daily Mail』によれば、ドーソンはイングランドの4部相当からプレミアリーグまでを経験し、500試合近くに出場している。地元クラブのロッチデールと契約する前に所属したラドクリフ・ボロでは週50ポンドほどしか収入がなく、週に3度地元のパブで働き、グラスを片付けていたという。

そのような状態から這い上がった苦労人ドーソン。今節は首位アーセナルを相手にするが、持ち前の粘り強さでアーセナルの攻撃を抑え込むことができるか、“バロンドーソン”のプレイに注目だ。

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