ロナウド、リバウド、ロマーリオらの領域に近づけるのか ブラジルの未来を背負う若き“5人”の黄金アタッカー

U-17W杯でも躍動したエステバン・ウィリアン photo/Getty Images

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再びのW杯制覇へ導けるか

ネイマールも長期離脱してしまい、始まった2026ワールドカップ南米予選でも6位と大きく出遅れているブラジル代表。

そんなブラジルにとって希望の星となっているのが、続々と出てきている若手アタッカー陣だ。彼らはブラジルを再び世界の頂点へ導けるのだろうか。

スペイン『as』が黄金の5人として取り上げたのは、レアル・マドリードでプレイするFWヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴ・ゴエス、レアルに合流予定のFWエンドリック、バルセロナに合流予定のFWヴィトール・ロッキ、そして11月からインドネシアで開催されてきたU-17ワールドカップで3ゴールを挙げたパルメイラスFWエステバン・ウィリアンだ。
すでにヴィニシウスとロドリゴはレアルで多くの経験を積んでおり、セレソンでも主力だ。ヴィニシウスは23歳、ロドリゴは22歳と若く、今後10年はセレソンを引っ張っていけるだろう。

センターフォワード候補では、今年のブラジル国内リーグで12ゴールを挙げているロッキ(バルセロナ加入予定の18歳)と、パルメイラスでリーグ戦10ゴールを挙げているレアル加入予定のエンドリック(17)に期待がかかる。

近年のブラジルはウイングばかり豪華でセンターフォワードが不足気味と言われてきたが、この2人がその問題を解消する可能性がある。すでにエンドリックはA代表のピッチを経験しており、かなり期待されていることが分かる。

最後のウィリアンはまだ16歳とさらに若い選手だが、ブラジル国内でメッシーニョと名付けられているアタッカーだ。主に右のウイングを主戦場とし、レフティーアタッカーであることからリオネル・メッシと重ねる声が出ているのだろう。U-17ワールドカップでも結果を出しており、近いうちにA代表でもプレイすることになるはずだ。

仮にネイマールがセレソンを去る日がきても、彼ら若手5人衆が順調に育てばかなりの攻撃陣となるはず。その完成まで3、4年といったところだろうか。

SNS上では「ブラジルがW杯を制するまでどれくらい待ち続ければいいのか」、「ロナウジーニョ、ロナウド、ロマーリオ、ベベット、リバウドらの領域には誰も届きそうにない……」などネガティブな意見も目につくが、彼らの存在が近い将来への希望となるのは間違いない。

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