「テン・ハーグ率いるマンUの問題は、チームが何をしようとしているのか理解できない」 出口見えぬ赤い悪魔の苦戦

リーグ戦でもCLでも苦戦目立つマンU photo/Getty Images

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明確なスタイルが見えないと批判

前節のニューカッスル戦を0-1で落としたマンチェスター・ユナイテッドは、これで早くもリーグ戦6敗目となった。

ニューカッスル戦でも目立ったのが組織力の差だ。今季序盤にはトッテナムに0-2で敗れているが、エディ・ハウが作るニューカッスルと、アンジェ・ポステコグルーが作るトッテナムとは組織としての成熟度に明らかな差がある。

本来はマンUもエリック・テン・ハーグ体制2年目として完成度の高いフットボールを披露すべきなのだが、それが実現できていない。
データサイト『WhoScored』は、マンUのサッカーを見ていてもテン・ハーグが何をしたいのか理解するのが難しいと厳しい指摘をしている。

「テン・ハーグ率いるマンUの何よりの問題は、チームが何をしようとしているのか理解できないことだ。一貫したプレイパターンというものが存在しない。彼らのプレイを見ていると、ここ数日間のトレーニングで何をしてきたのかを理解するのは不可能だ。ポステコグルーやエメリといった指揮官が就任から数か月以内に明確なプレイスタイルをチームに植え付けることに成功したことを見れば、テン・ハーグの仕事には問題がある。ただ、テン・ハーグを解任したとしてもユナイテッドの状況が好転する兆しはない」

アヤックスを指揮していた際のテン・ハーグにはポゼッションをベースとした明確なスタイルがあったように思えたが、マンUでは真逆に近いフットボールが展開されている。監督交代だけですべての問題が解決されるわけではないはずで、マンUはまだもう少し我慢の時間が続きそうだ。

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