2部降格のサントスで1人輝いたセレソン未来のエース候補 ロッキ、エンドリックに負けぬ“ミニ・アグエロ”

サントスでプレイするマルコス・レオナルド photo/Getty Images

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チームが苦戦する中でも13ゴールの活躍

創設111年目にして初の2部降格が決まってしまい、最悪なムードに包まれているブラジルの名門・サントス。2部降格は最悪のシナリオではあるが、そんな状況下でも結果を出し続けた若きアタッカーがいる。

20歳ながら、今年9月にはU-23ブラジル代表にも選出されたFWマルコス・レオナルドだ。

センターフォワードに入るレオナルドは、チームの主力としてフル稼働しており、今季はリーグ戦で13ゴールを挙げている。ブラジル国内では、すでにバルセロナ入りが内定しているアトレチコ・パラナエンセFWヴィトール・ロッキ(18)、レアル・マドリード入りが内定しているパルメイラスFWエンドリック(17)の2人に話題が集まるが、今季リーグ戦での得点数はレオナルドの方が上だ。レオナルドが13ゴールを挙げたのに対し、ロッキは12ゴール、エンドリックは11ゴールだ。レオナルドの方が先輩ではあるが、サントスのチーム状況を考えれば見事な数字だ。
ネイサン・ジョイズ記者はレオナルドを元アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロと重ねており、そのポテンシャルを絶賛する。

「彼はとんでもなく貧弱だったサントスでプレイしていて、確か15ゴールかそれに近い数字を残していたよね。彼はバルセロナに移籍するヴィトール・ロッキよりも多くのゴールを決めているんだ。ヴィトール・ロッキはサントスよりもはるかに優れた成績を収めているアトレチコ・パラナエンセでプレイしているが、マルコス・レオナルドは毎週のようにゴールを決めている。彼のプレイはまるでミニ(セルヒオ)・アグエロのようだ」(『From The Spot』)より。

マルコス・レオナルドも欧州トップリーグでプレイできる逸材のはずで、やや人材難とされてきたブラジルのセンターフォワードに続々と有望株が出てきているのは心強い。レオナルドもロッキ、エンドリックに負けぬ逸材で、サントスにとっては数少ないポジティブな要素と言えそうだ。

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