サカに並ぶ “5ゴール”を決めるも2番手のCFに…… エンケティアはストライカー不足のアーセナルの切り札となれるか

アーセナルでプレイするエンケティア photo/Getty Images

公式戦通算6ゴール3アシストをマーク

ここまで公式戦通算22試合で6ゴール3アシストを記録しているアーセナルのFWエディ・エンケティア(24)。

プレミアリーグでは15試合で5ゴールをマークしており、これはエースのFWブカヨ・サカと同じ記録だ。しかし、今シーズンもエンケティアはFWガブリエウ・ジェズスに次ぐ2番手のCFという立ち位置だ。

リーグ戦だけで見ると、ジェズス(リーグ戦2ゴール)、FWガブリエウ・マルティネッリ(リーグ戦2ゴール)、FWレアンドロ・トロサール(リーグ戦3ゴール)、FWカイ・ハフェルツ(リーグ戦3ゴール)に負けない数字を残しているが、確固たるCFの地位を築けていない。

出場した22試合のうち12試合がスタメンとなっており、ミケル・アルテタ監督はエンケティアよりジェズスを好む傾向にある。また1月になるか来夏になるかはわからないが、アーセナルはストライカーを探している報道が多く飛び交っており、9番を欲していることは明らかだ。

元マンチェスター・ユナイテッドのテディ・シェリンガム氏は、エンケティアは「天性のストライカーである」とコメントし、同選手の飛躍を期待している。

「前線で何か特別なものが必要だというアーセナルファンの騒動を彼は聞いていただろう。彼は、クラブが1月にストライカーと契約するという噂や報道が続いていることを知っているだろう。私にとって、彼は天性のゴールスコアラーだ」

「ゴールを決めることができなかった場合、それが自信に影響を与える可能性があり、それは実際に起きていることだと思う。彼はまだ非常に若い選手だが、天性の才能があると思うし、アーセナルにとって良い結果をもたらすだろう」(英『Football 365』より)

また同氏は、エンケティアは、批判されそのポジションの補強が必要だと騒がれた昨季のトレント・アレクサンダー・アーノルドのような状況にあると語っており、周りのサポートを受けながら壁を越えていく必要があるとコメントしている。

アルテタやジェズスからたくさんのことを学び、自身の真価を示すことが今のエンケティアにとって大事になってくるだろう。シーズンは長く、今は2番手でも結果を残し続ければ、エンケティアがストライカー不足のアーセナルの切り札になることも可能だ。

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