マクアリスターに代わるブライトン・小さな司令塔 完成近づくギルモアは中盤のリーダーとなった

ブライトンで出番を増やすギルモア photo/Getty Images

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ELでもグループ突破に貢献

今夏にMFモイセス・カイセド、アレクシス・マクアリスターの中盤2枚を失ったブライトン。中盤の再構築は難しいミッションだったはずだが、2人の代わりに頼もしい若手が成長している。

今季ブライトンの中盤で存在感を放っているのは、昨夏にチェルシーから獲得していたスコットランド代表のビリー・ギルモア(22)だ。

ブライトンは先日行われたヨーロッパリーグ・グループステージ最終節でマルセイユを撃破して決勝トーナメント進出を決めたが、ギルモアはこのゲームでも勝利に大きく貢献。後方から攻撃を組み立てるうえで小さな司令塔のギルモアは欠かせない。
ギルモアはこのマルセイユ戦でチーム2位となる92本のパスを記録しており、成功率は96.7%と極めて高い。マルセイユはブライトンのビルドアップを妨害しようとかなり高い位置からプレスをかけてきていたが、ギルモアはそれを上手くかわしていた(データは『WhoScored』より。

英『Football365』によると、指揮官ロベルト・デ・ゼルビもギルモアの成長ぶりを絶賛する。

「ギルモアの成長は信じられないほどだよ。私は彼を完全に愛している。今の彼はピッチ上でリーダーのようにプレイしているからね。素晴らしいクオリティ、素晴らしい姿勢、偉大な選手だよ」

ギルモアはチェルシーで出番がなく、移籍したブライトンでも昨季はリーグ戦505分間のプレイに留まっていた。本格ブレイクに少しの時間を要したが、カイセドとマクアリスターが抜けた今季はしっかりとチャンスを掴んでいる。

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