“もう一人の指揮官”として欠かせない役割を アーセナル優勝の鍵はジョルジーニョの存在か

自身の武器は "頭脳”であると語るジョルジーニョ photo/Getty Images

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サッカーIQの高いMF

プレミアリーグ16試合を終えた時点で、11勝3分2敗で2位に立っているアーセナル。

厳しい戦いを制することができるようになった今シーズンのアーセナルは、昨季のような脆さを感じさせる試合も少なく、20年ぶりの優勝に向けていい滑り出しだ。

新加入のMFデクラン・ライスはすでにチームに欠かせない存在となり、FWカイ・ハフェルツも少しずつチームにフィットし、結果が出せるようになってきた。DF冨安健洋らの怪我人もいる状況だが、ここまでは優勝候補にふさわしい戦いを見せている。
そんなアーセナルにおいて、英『Daily Mail』が優勝の鍵を握る存在になり得ると伝えているのが、MFジョルジーニョだ。ライス加入で出場機会が危ぶまれていた同選手だったが、ここまで公式戦18試合に出場している。

リーグ戦ここ2試合は出場しておらずプレイ時間が十分にあるわけではないが、同メディアが注目しているのはベンチでもピッチの選手を鼓舞し指示を送る姿だ。また、ミケルアルテタの相棒とも伝えており、サッカーIQの高い同選手の存在は若い選手も多いアーセナルにとって重要となっている。

アルテタはジョルジーニョについて、「彼がベンチにいるときは、もう一人の監督のようなものだ。私が後ろを見るたびに彼はそこにいるし、彼がいるのは素晴らしいことだ。もし彼が(監督に)なりたければ、なるためのあらゆる資質を持っている。彼は私が指導した選手の中で最も知的な選手の一人だ」とコメントを残しており、信頼の厚さを言葉にした。

プレイ時間が十分に得られていない選手であっても、ベンチから共に戦う姿勢を見せてくれるジョルジーニョがもたらす影響は大きい。ピッチ内でのジョルジーニョの存在感はもちろんだが、ピッチ外でも同選手がいる意味はアーセナルにとって欠かせないものとなっている。

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