ドク、バカヨコ、今もベルギー代表はワールドクラスか アザールら“黄金世代”を超える新世代の挑戦

ベルギー代表監督にはテデスコが就任 photo/Getty Images

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代表を指揮するテデスコが振り返る1年

昨年のワールドカップ・カタール大会ではグループステージ敗退に終わり、FWエデン・アザールは現役を退くなど、ベルギー代表は1つの転換期を迎えていた。

何よりの課題はアザールら黄金世代からの若返りで、この任務を任されたのが今年2月より代表監督に就任したドメニコ・テデスコだ。

これまでシャルケやライプツィヒで指揮を執ってきたテデスコは、まだ38歳と若い青年監督だ。代表監督としての実績はなかったが、ベルギー代表での滑り出しは上々だ。
格下との対戦が多いとはいえ、EURO2024予選を危なげなく突破。マンチェスター・シティFWジェレミー・ドク、PSV所属FWヨハン・バカヨコ、チェルシーへ移籍した19歳のMFロメオ・ラヴィアなど、若手も積極的に起用してきた。

今回テデスコは『Transfermarkt』とのインタビューで今年1年を振り返っているが、当初は世代交代の難しさもあったようだ。しかし今では来夏のEURO2024を楽しみにしているようで、まずはグループステージ突破を目標に掲げる。

「ケビン・デ・ブライネ、ロメル・ルカク、ティボー・クルトワなど、まだまだ多くの才能を持った経験豊富な選手もいる。だが、ベルギーが世代交代に直面していることも分かっていた。ベルギー側と事前に交わした会話の中で、何人かの選手が代表を離れることは明らかだった。その中にはアクセル・ヴィツェルやトビー・アルデルヴァイレルトといった経験豊富な選手もいて、彼らは過去10年にわたってベルギー代表に多大な貢献をしてきた。それにエデン・アザールもすでに代表チームからの引退を発表していた。かなり新しいチーム構成でEURO予選をスタートすることになり、これは当初からの課題だったね」

「EUROは楽しみにしているよ。新チームの第一目標はEUROへの出場権を得ることだったけど、我々はそれに成功した。まずは本大会でグループステージを突破したい」

エースのルカクはEURO予選でも大会トップとなる14ゴールを挙げるなど、本来の調子を取り戻している。EURO本大会でも上位へ入るだけの力はあるはずで、黄金世代を超える新たな挑戦は順調に進んでいるのではないか。

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