正確無比なキックで驚異のパス成功率 まもなく34歳のクロースが今季も違いを見せつける

ラ・リーガのアシストランキングでトップに立つクロース photo/Getty Images

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成功率は驚異の「94.3%」

まもなく34歳の誕生日(1990年1月4日生まれ)を迎えるレアル・マドリードのMFトニ・クロースだが、今季も素晴らしいパフォーマンスを披露している。

2014年夏にバイエルン・ミュンヘンからレアルへ移籍し、スペインでの生活が10年目を迎えたクロース。チームが世代交代を進める中で、中盤もMFフェデリコ・バルベルデやMFオーレリアン・チュアメニ、MFエドゥアルド・カマヴィンガといった逸材たちの台頭が目立つが、そんな若手・中堅に負けじとここまでリーグ戦全試合に出場している。クロースは今季も、チームにとって必要不可欠な存在となっている。

その凄さはデータにもあらわれていた。クロースは昨季の自身のアシスト数を早くも上回り、ここまで「6アシスト」を記録。これはラ・リーガにおいてトップの数字だ。さらに、今季のプレイ時間は1143分にも及び、リーグでダントツのトップとなる「1251本」のパスを試みる中で、成功率は驚異の「94.3%」。パスの詳細を見ても、FWへ通したパスの成功率が「90.5%」、ファイナルサードへが「87.1%」、ロングボールが「85%」となっている。チャンスクリエイト数もリーグトップとなる「36回」と、圧倒的な数字を残しているのだ(データサイト『opta』より)。
やはり歳を重ねても技術は裏切らない。クロースは正確無比なキックで、王座奪還へ向けて首位に立つチームを牽引している。シーズンはまだ折り返し地点だが、後半戦の活躍にも注目だ。

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