クラブの未来とプロとしてのプライド 大津祐樹が引退を決めた理由

今季限りで現役を引退することになった大津 photo/Getty Images

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プロである以上自分に対しても厳しく

25日に現役引退を発表したジュビロ磐田の元日本代表FW大津祐樹が、SNSでその理由を明かした。

現在33歳の大津は、2008年に柏レイソルでプロとしてのキャリアをスタートさせ、これまでボルシアMG、VVVフェンロー、横浜F・マリノスでプレイ。2021年に加入した磐田では、加入初年度こそJ2で40試合に出場したが、近年は怪我などに悩まされることも多々あった。今季は4月末から長期離脱を余儀なくされており、J2で11試合の出場にとどまっていた。

こういった状況もあってか、33歳で引退を決断した大津。クラブからの発表後に自身の『X』アカウントを更新すると、胸の内に秘めていた想いや感謝の意を綴っている。
「契約は期間は残っていますが、今シーズン限りでプロサッカー選手を引退する事を決めました」

「理由は今シーズンした怪我が大きいです。素晴らしいドクターにオペをしてもらったおかげでプレイに復帰することはできましたが、100%のパフォーマンスが出すことができなくなってしまいました。自分の給料はジュビロの中ではかなり高いです。ジュビロの将来のことを考えると来季自分が給料を受け取るよりも若い世代に使って欲しいと言う希望をシーズン途中にクラブにリクエストして話を進めていました。もちろん経験もあるので、騙し騙し60%70%でプレイすることはできます。
僕はクラブのために、チームのために100%プレイできない選手に価値はないと思っています。プロである以上自分に対しても厳しく判断した上で引退を決断しました」

「サッカー人生本当に多くの方々に支えてここまでプレイすることができました。本当に関わっていただいたすべての方々へ感謝しています。ありがとうございました。今後についてですが、スポーツの価値を最大化させるため、スポーツの価値を高めるために酒井宏樹と会社を作って今まで行動してきました。そして今経営している自分の会社以外の事業に挑戦します。1月中には発表したいと思います。サッカー選手を終えてビジネスの世界で活躍する事がアスリートの価値を高めることに繋がります。これからはアスリート代表として頑張っていきます。大津祐樹」

どうやら、クラブの未来とプロとしてのプライドを考えた上で、今季をもって引退するという決断に至ったようだ。

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