ドログバ級のFWになるには チェルシーの新エース・ジャクソンに求められるもの「冷静さを身につけることだ」

チェルシーの前線に構えるジャクソン photo/Getty Images

クラブOBがアドバイス

今季よりビジャレアルからチェルシーに加入したセネガル代表FWニコラス・ジャクソンは、チェルシーのエースとなれるのだろうか。

22歳のジャクソンは188cmのサイズを活かしたダイナミックなプレイに魅力があり、身体能力も高い。その特長からチェルシーで大活躍したディディエ・ドログバと比較する声もあるほどだ。

ただ、クラブに複数のタイトルをもたらしたドログバの領域はまだまだ遠い。ここまでジャクソンはプレミアリーグで7ゴールを挙げているが、まだセンターフォワードとして完成されたわけではない。

かつてチェルシーでもプレイした元オランダ代表DFのマリオ・メルヒオット氏は、ジャクソンにゴール前での冷静さを身につけるようアドバイスしている。ドログバもパワフルなFWではあったが、繊細な技術も持ち合わせていた。その落ち着きがまだジャクソンには不足しているとの見方だ。

「ジャクソンにはスピードとパワーがあるが、理想的なストライカーになるために必要な冷静さがない。 彼は若いし、まだまだ時間がある。彼が取り組む必要がある唯一のことは、冷静さを身につけることだ。チェルシーでプレイしたストライカーたちを見てみると、ハッセルバインクやドログバは冷静だった」

まだ完成されていないが、ジャクソンには特別な爆発力がある。そこに細かなテクニックが身につけば面白いストライカーとなりそうだが、その領域までレベルアップできるか。

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