「ミキ、今までありがとう」 「アメリカでも頑張って」 「寂しくて辛いけど……」 海外挑戦を決断した川崎FのDF山根視来に多くのメッセージ

海外挑戦を決断した山根 photo/Getty Images

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吉田麻也とチームメイトに

川崎フロンターレは6日、DF山根視来(30)がMLSのロサンゼルス・ギャラクシーへ移籍することを発表した。

2016年に湘南ベルマーレでプロキャリアをスタートさせた山根は2020年に川崎へ移籍を果たした。川崎でも右SBで定位置を確保し、2回のリーグ優勝と2回の天皇杯制覇に貢献。

2021年に日本代表に初選出されると、2022年のカタールW杯でもメンバー入り。グループステージ第2戦のコスタリカ戦にてW杯デビューも飾っている。
4年間に渡って、川崎に欠かせない役割を担っていた山根は30歳で海外挑戦を決断。元日本代表DF吉田麻也のいるロサンゼルス・ギャラクシーへの移籍に至った。

山根の移籍を受けてSNSでは「ミキ、今までありがとう」、「アメリカでも頑張って」、「寂しくて辛いけど、期待してる」、「フロンターレの思い出を胸に気をつけてアメリカ行ってらしゃい!」など多くの声が寄せられており、退団を悲しむ声や、新天地での同選手へのエール、感謝の言葉が送られた。

30歳になってからの海外挑戦になるが、山根は川崎の公式HPを通じてクラブへの感謝と、新天地での決意を次のように語っている。

「川崎フロンターレに関わるすべての皆さま、この度MLSのLAギャラクシーに移籍することになりました。昔は嫌なイメージだった等々力陸上競技場がこの4年間で本当に大好きになりました。プレイしていて一番ワクワクするスタジアムです。どんな結果であろうと前向きな言葉で力をくれるフロンターレのサポーターには感謝の気持ちしかありません。そんなみんなとたくさんの勝利を分かち合うことができて本当にうれしかったです」

「日本代表に必ずなると決めて移籍してきた4年前、周りを見たら本当の意味でレベルの違う選手たちに囲まれて、たくさんの刺激を受けました。すごい勢いで成長して世界に飛び出していく後輩たち、やっぱりすごいと何度も何度も思わせてくれる先輩方。自分が誰よりも結果を出す。その空気がフロンターレにあったからこそ、今の自分がいます。タイトルを獲り続けるチームの空気を持っているクラブはそう多くありません。だからこそ多くの選手が育ち、多くのタイトルを獲ってこられたのだと思います」

「30歳になりベテランと言われることも少しずつ増えてきました。でも、いつも心の中に、生活や文化、言語、サッカーのスタイル、日本とは何もかもが違う、自分にとってより厳しいところでチャレンジしてみたい。そんな思いがありました。このチャンスを逃したくないと思い、この決断をしました。苦しいこともたくさんあった2023年、天皇杯で優勝してフロンターレ全員で泣いて笑えたことが一番の思い出です。4年前には想像ができなかった言葉を、偉大な先輩、後輩、監督、コーチングスタッフ、トレーナーの皆さんからかけていただきました。それだけでも必死に頑張ってきてよかったなと思えました」

「4年間という短い間でしたが、本当に濃い毎日を過ごすことができました。川崎フロンターレは日本サッカーにとって、本当に価値のあるクラブだと信じています。4年間本当にありがとうございました」

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