デ・ブライネ&フォーデンの “デュアルNo.10”は新たな可能性? フィットすればマンC歴代最強の攻撃陣が完成か

中盤での同時起用が期待されるデ・ブライネとフォーデン photo/Getty Images

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相手にとっては脅威に

マンチェスター・シティのMFケビン・デ・ブライネの復帰が迫っており、早ければ7日に行われるFAカップの3回戦ハダースフィールド戦でピッチに立つ可能性もある。

スタメンというより、試合に余裕が出たら残り少ない時間で出場する可能性が高い同選手だが、短い時間でもピッチに立つことを期待しているファンは多い。デ・ブライネの復帰が目前に迫っているシティで話題の1つとなっているのがFWフィル・フォーデンとの中盤での共存だ。

英『Manchester Evening News』は、10番の役割ができるデ・ブライネとフォーデンが中盤に並ぶことを「デュアルNo.10」と呼び、「シティのファンにとって、おそらく史上最高の選手が最もエキサイティングなアカデミー卒業生の隣でプレイするのを見るのは、胸踊ることだろう」と綴っている。
退団したイルカイ・ギュンドアンのように気を利かせることができ、試合をコントロールすることをデ・ブライネかフォーデンが担う必要は出るかもしれないが、この2人が中盤でどのような化学反応を起こすかはワクワクさせる。

デ・ブライネとフォーデンが共存できるかどうか疑問の声もあるが、指揮官のペップ・グアルディオラは偽SB、偽CBなど新たな戦術を確立してきた名将だ。シティは1月の試合が多くないので、2人を生かす方法を考え、練習する時間がある。

ペップは同メディアで「試合によっては、もちろん、ボックスに近い中央のポケットで二人が一緒にプレイできることもある。他の試合では、安定性を考えるとそうではないかもしれない。我々は日々様子を見ていく必要がある」とコメントしており、デ・ブライネとフォーデンを中盤同時に起用することも考えていることを示唆した。

もちろん、フリアン・アルバレスやマテオ・コバチッチ、マテウス・ヌネス、ベルナルド・シウバとデ・ブライネが中盤を形成する可能性も考えられる。いずれにせよ、デ・ブライネが帰ってきたことで、様々な組み合わせができることは間違いない。

デ・ブライネの起用は様子を見ながらになってくる可能性が高く、本来のパフォーマンスに戻るのはもう少し先になるだろう。しかしデ・ブライネとフォーデンが同時にハーランドの後ろで機能することができれば、シティ歴代最強の攻撃陣が完成するかもしれない。

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