ジローナでも優勝争いとは予想外? バイエルンからジローナへ向かった33歳のベテランDFが味わうミラクル

ジローナでプレイするブリント photo/Getty Images

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チームにとっては貴重なベテランDF

オランダ代表でも通算104試合に出場しているDFダレイ・ブリントは、かなりタイトルに恵まれたキャリアを歩んできた。

アヤックスでは複数回エールディヴィジを制しており、その後移籍したマンチェスター・ユナイテッドでもFA杯、EFL杯、ヨーロッパリーグとカップ戦のタイトルを複数獲得。

さらに短期間の所属ではあったが、バイエルンでもブンデスリーガ制覇を経験している。
そんなブリントは、昨夏にバイエルンからスペインのジローナへ移籍。ジローナといえば、今季ラ・リーガで大旋風を巻き起こしているクラブだ。経験豊富な33歳のブリントは主にセンターバックの位置に入り、その大躍進に貢献している。

現在ジローナは首位レアル・マドリードと同じ勝ち点48を稼いで2位につけており、ブリントもまさかジローナでリーグタイトル争いに絡むとは予想していなかっただろう。ジローナでは絶対的な主力メンバーの1人で、この移籍の決断は大正解だったと言える。

ジローナにとっても経験豊富なブリントの存在は大きいだろう。ブリントは以前『The Athletic』に対し、ジローナの一員としてプレッシャーを感じすぎないことが重要と冷静なコメントを残していた。

「僕が今プレイしているジローナは、決してトップクラブというわけではない。ロッカールームを見ると、設備は古いんだ。でも、僕たちは信じられないほどうまくやっている。まだまだレアル・マドリード、アトレティコ、バルセロナの方がはるかに多くの予算、可能性、経験があると今でも思っている。道のりはまだ非常に長い。 謙虚に冷静さを保つのが大事で、レスター・シティと同じシナリオのプレッシャーを自分たちにかけるべきではないね」

果たしてジローナの快進撃はどこまで続くのか。こうした状況でこそ冷静さを保つブリントのようなベテランの存在が重要で、いぶし銀なブリントもまたジローナのキーマンだ。ラ・リーガも制覇となればブリントのトロフィーコレクションはさらに豪華なものとなるが、ジローナにミラクルは起こるか。

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