不安定なマンU後半戦のキーマンは誰だ 復帰迫るマルティネス&カゼミロへの期待

今季序盤は良いところがなかったカゼミロ photo/Getty Images

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守備の安定から攻撃へ繋げたい

前半戦何かと不安定だったマンチェスター・ユナイテッド。後半戦は流れを変えたいところだが、チームのキーマンとなるのは誰なのか。

英『Manchester Evening News』が期待をかけるのは、先日トレーニングに復帰したMFカゼミロとDFリサンドロ・マルティネスの2人だ。

今季開幕当初のカゼミロはペースが上がらず、どこか体が重いようにも見えた。しかし、守備力だけを見れば今のチームで一番信頼できる守備的MFだ。カゼミロが本来の良さを取り戻してくれれば、中盤の安定感は増すだろう。同メディアもそこに期待をかけている。
「テン・ハーグは、カゼミロが怪我で離脱していた2か月間で状態をリセットし、フィットネスが向上することを望んでいる。今シーズンの戦いを改善するにはチームを大幅に強化する必要があり、カゼミロが本来のワールドクラスのパフォーマンスを発揮してくれればチームの助けになるだろう」

2人目のマルティネスは、後方からゲームを組み立てるうえでも重要だ。今季のマンUはいくつものセンターバックコンビを試しているが、守備の要となるセンターバックコンビはある程度固定すべきだろう。マルティネスが左センターバックで固定されれば、ビルドアップの面でも心強い。

「テン・ハーグにとってレフティーのセンターバックは不可欠であり、昨シーズンのマルティネスの組み立ては素晴らしかった。GKからパスを受け取り、中盤へボールを送り込む彼の能力は重要な要素だった。マルティネスがいれば、GKのアンドレ・オナナの順応にも繋がっただろう。マルティネスがいないと、ビルドアップがさらに不安定なものとなるのだ」

得点力不足が続く前線も問題だが、後方の安定が前線に良い影響を与えることもある。2人がどうチームに絡んでくるかは後半戦のキーポイントか。

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