南野が大事な初戦で2G1Aの大活躍 苦戦しながらもベトナムとの撃ち合いを制し、アジアカップ白星スタート

初戦を勝利で飾る photo/Getty Images

大事な初戦を4-2で勝利

14日にアジアカップのグループステージ初戦としてベトナム代表と対戦した森保ジャパン。かつて日本代表を率いていたフィリップ・トルシエがベトナムを率いることもあり、注目を集めていた。

森保監督は[4-2-3-1]を採用し、遠藤や守田、伊東らが順当にスタメンに選ばれ、注目のワントップには細谷が起用された。

高いディフェンスラインとコンパクトな陣形をとるベトナム。日本は探りながら、細谷や伊東らがラインの裏を狙い、ロングボールで狙う形に。序盤はベトナムがボールを保持していたが、時間が経つにつれ日本がボールを保持する時間が増える。

10分、CKのこぼれ球を菅原のシュートが相手DFに弾かれたところに詰めたのが南野。冷静にゴールに流し込み、日本が幸先よく先制ゴールを決める。しかし、ベトナムがボールを回しながら日本のゴールに迫ると、16分にCKからグエン・ディン・バクにバックヘッドを決められる。19歳が指揮官の期待に応えるゴールを挙げた。

いい時間帯に先制ゴールを決めた日本だったが、早い時間に追いつかれる展開に。日本は守備時に早いプレスをかけるも、ベトナムのうまいパスワークを前に奪うことができない。先制点を決めたベトナムのディン・バクの対応に苦労する。すると、同選手が獲得したFKから32分、ブイ・ホアン・ベト・アインが落としファム・トゥアン・ハイが詰めて日本は逆転されてしまう。

セットプレイ2本から2点決められてしまった日本は、統率されたベトナムの守備ラインをうまく崩すことができない状況が続く。そんななか45分に遠藤の縦パスを受けた南野が冷静に流し込み、前半のうちに同点に追いつく。

前半ATには伊東と菅原の連携からゴールに迫るもこれはGKのビッグセーブに阻まれる。攻勢を強める日本は45+4分に南野のパスから中村がカットインし、スーパーゴール。前半のうちに逆転に成功する。

日本は後半から細谷に代えて上田を投入。後半は立ち上がりから積極的にゴールを狙う日本。ベトナムは後半もしっかりと後方からパスを繋ぎ、チャンスを伺う。さらに62分には中村に代えて堂安を投入。伊東が左にうつり、堂安が右ウイングに。1点を追うベトナムもこの試合で存在感を見せていたディン・バクらを代え新たに2枚投入する。

日本は高い位置から積極的にプレスをかけ、上田が最後はシュートを放つもこれは惜しくもオフサイド判定。76分に守田と菅原に代えて毎熊と佐野を投入。ベトナムにチャンスを作らせない日本だが、なかなか追加点を奪うことが後半はできない。

追加点を狙いたい日本はこの日2ゴールの南野に代えて久保を投入し、攻勢を強める。すると85分に堂安、久保のパス交換から最後は上田が決め欲しかった追加点をマーク。

初戦のベトナムに思わぬ苦戦を強いられた森保ジャパンだったが、後半はチャンスを作らせずに初戦を4-2の勝利で飾った。続いて日本は19日にイラクとの対戦を控えている。


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