アンチェロッティ招聘失敗でサッカー王国ブラジルはどうなる ネイマールも長期離脱で2026W杯へ不穏な船出に

ブラジル代表監督にはドリヴァウが就任 photo/Getty Images

南米予選でも苦しいスタートに

2026年のワールドカップへブラジル代表が迷走状態だ。

今月5日には暫定的に監督を務めていたフェルナンド・ジニスを解任し、その後任にサンパウロを指揮していたドリヴァウ・ジュニオールの招聘を発表した。

ドリヴァウはフラメンゴやサンパウロ、サントスFC、パルメイラス、インテルナシオナル、アトレチコ・ミネイロ、クルゼイロ、ヴァスコ・ダ・ガマなど、ブラジル国内の様々なクラブで指揮を執ってきた61歳のベテランだ。

しかし、当初ブラジル代表は現在レアル・マドリードを指揮するカルロ・アンチェロッティの招聘を狙っていた。それに失敗した格好となり、プラン通りに進んでいない。

しかも2026ワールドカップへ向けた南米予選でスタートダッシュに失敗した。ここまで開幕から6試合を戦って2勝1分3敗と、サッカー王国らしくない立ち上がりだ。

現在はエースのネイマールも長期離脱の最中で、ドリヴァウにとっては難しいミッションだ。

『ESPN』によると、ドリヴァウもネイマールを欠いていることについて「ブラジルはネイマール抜きで前に進む方法を学ばなければならない。ネイマールは負傷しているからね」とコメントしており、ネイマールに代わる絶対的エースの完成も新体制の課題となりそうだ。

さすがに南米予選で姿を消すシナリオは考えにくいが、これ以上の躓きはサポーターが許さないだろう。

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