ヤマル、サラゴサ、B・ディアス…… カタールW杯からスペイン代表は“若手ドリブラー増加”で激変へ

レアルではディアスが評価を伸ばしている photo/Getty Images

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EURO2024へかなり楽しみなチームに

日本代表は2022年のワールドカップ・カタール大会でスペイン代表と対戦し、2-1で勝利を収めた。あれから約1年半が経過したが、今夏にEURO2024を控えるスペイン代表の顔ぶれは大きく変わろうとしている。

楽しみなのは、フレッシュな若いアタッカーが伸びているところにある。現在チームを指揮するルイス・デ・ラ・フエンテは積極的に若手にチャンスを与えており、選手たちもその期待に応えてきた。

年齢の部分で衝撃的だったのは、やはりバルセロナFWラミン・ヤマルだろう。バルセロナで出番を増やす16歳のヤマルは、すでにスペイン代表でも2ゴールを記録している。最近はやや停滞気味だが、EURO2024のメンバー候補であるのは間違いない。右から仕掛けるヤマルは新生・スペインの大きな武器となる。
他にも1対1で勝負できるアタッカーはいる。現在ラ・リーガでドリブル成功数ランク2位につけるアスレティック・ビルバオFWニコ・ウィリアムズ(51回)、3位のグラナダFWブライアン・サラゴサ(50回)は個人技で違いを作れる選手だ。特に22歳のサラゴサは今季のサプライズ選手で、来季からはバイエルンに加入することが決まっている。

そして最近評価を伸ばしてきたのがレアル・マドリードFWブラヒム・ディアスだ。開幕当初はなかなか出番を掴めなかったが、最近は指揮官カルロ・アンチェロッティの信頼を掴んでいる。テクニックには定評があり、決定的な働きを見せる機会も増えてきた。ブラヒムもEUROのメンバー候補だ。

カタール大会の頃と比べると、ドリブラーの数は明らかに増えている。このあたりはEUROへ楽しみなポイントで、デ・ラ・フエンテは人選に悩むことになりそうだ。

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