全盛期のアンリのような存在感? デ・ブライネは現プレミアで頭一つ抜けた選手なのか 「まるでU-12のリーグでプレイする20歳のようだった」

プレミア屈指の司令塔であるデ・ブライネ photo/Getty Images

ニューカッスル戦では劇的勝利に導く

プレミアリーグ第21節のニューカッスル戦で見せたマンチェスター・シティに所属するベルギー代表MFケビン・デ・ブライネのパフォーマンスは試合後、大きな話題となった。

7日のFAカップハダースフィールド戦で開幕戦から離脱していたデ・ブライネは復帰を果たした。この試合でも1アシストをマークしていたが、ニューカッスル戦での1ゴール1アシストの活躍は衝撃的であった。

シティにとってはアウェイであり、攻めながらも1点が遠い1-2の状況でデ・ブライネは登場した。ニューカッスルのホームであるセント・ジェームズ・パークでの戦いはどのクラブにとっても難しいものであるが、デ・ブライネはわずか20分ほどのプレイでスタジアムの雰囲気を一変させた。

同点ゴールを決め、逆転となるゴールをアシストした同選手だが、その他にも右サイドからのクロスをいくつもあげ、度重なるチャンスを演出した。圧巻のプレイを見せたデ・ブライネについて元アーセナルのポール・マーソンは驚きを隠せなかった。

「セント・ジェームズ・パークで登場した彼は、まるでU-12のリーグでプレイする20歳のようだった。彼はピッチ上で他の誰よりもはるかに抜きんでていた。全盛期のティエリ・アンリも、プレミアリーグのアーセナルで同じようなことをしていた」

「彼が怪我で離脱していた期間から復帰した後にやったことは、別の惑星から来たようなものだった。彼はFAカップで2部の最下位のチームと対戦したわけではない。彼は大舞台で代表レベルの選手たちと対戦した。彼はひときわ目立っていた」(英『Sky Sports』より)

また同氏は、ニューカッスル戦でデ・ブライネがやったことは誰にもできない、と絶賛している。シティは開幕戦でデ・ブライネを失ってから、フィル・フォーデンやフリアン・アルバレスらが奮闘してはいたが、この試合のデ・ブライネの出来は格の違いを感じてしまうほどに素晴らしかった。

まだ復帰後、2試合しかこなしていないデ・ブライネだが、ニューカッスル戦のパフォーマンスを見る限り、現プレミアリーグでは頭一つ抜けた存在と言えるだろう。

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