初戦のベトナム戦は苦戦しながらも勝ち点3を獲得した森保ジャパン。続く2戦目はイラク代表と対戦した。
ベトナム戦のスタメンからは2名が変更となり、中村に代わって久保、細谷に代わって浅野がスターティングメンバーに名を連ねた。
気になる2列目は久保がトップ下、南野が左、伊東が右という並びとなった。序盤から攻勢を強めるイラクは開始直後から積極的に日本のゴールに迫ると、5分に左サイドを崩され、アイマン・フサインが先制ゴールを挙げる。開始早々に失点を許してしまった日本は、ロングボールを多用するイラクを前に思うようにボールを保持できない時間が続く。
時間が経つにつれ、日本がボールを持つ時間が長くなるが、決定的なチャンスを作るまでには至らず。イラクはアイマン・フサインをターゲットにロングスローやロングボールを利用し、日本のプレスを回避。
31分には久保が浅野にスルーパスを出し、中には伊東が詰めてはいたが、シュートを選択。しかし枠には飛ばず、最初のチャンスをものにすることができなかった。その後もなかなか本来のサッカーができない日本は前半ATにまたしても左サイドを破られ、アイマン・フサインにこの日2ゴール目を決められる。
日本は後半からトップ下に南野、右に久保、左に伊東に並びを変更し、谷口に代えて冨安を投入。イラクも2人のメンバーをチェンジした。
54分に日本は早速ピンチに。裏に抜け出したユセフ・アミンが抜け出し決定機を作られるが、菅原がここはなんとか防ぎ、ピンチを免れる。すると、55分左に移った伊東が向け出すと、浅野がPKを獲得。しかしこれはVARの結果PKは取り消しとなった。
1点が欲しい日本は、上田と堂安を投入し、アタッカーを入れる。後半は開始からボールを保持することができている日本。イラクは5バックに変更し、守備の強度を高める。ボールは持つことができるが、1点が遠い日本。73分には前田と旗手の2枚代えで流れを変えようと試みる。
5バックに代えてから引いて守るイラクを相手に日本は最終ラインを崩せない。82分には右サイドに流れた南野のクロスに前田が飛び込むがヘディングはミートせず。攻勢を強める日本だが、イラクの集中したディフェンスラインを前に決定機を作らせてもらえない状況が続く。
後半ATは8分。なんとかまずは1点が欲しい日本は後半ATにCKから遠藤がゴール。終了間際に1点差に。同点を狙う日本は南野、堂安を中心に相手ゴールに迫る。CKのこぼれ球を堂安が最後は振り抜くも、これは枠外に。
1点差に詰め寄るも反撃が遅かった森保ジャパンは1-2でイラクに敗戦。決勝トーナメント進出をかけて森保ジャパンは24日にインドネシアと対戦する。
[スコア]
日本 1-2 イラク
日本
遠藤航(90+3分)
イラク
アイマン・フサイン(5分、45分+4分)
日本
鈴木彩艶、菅原由勢、谷口彰悟(冨安健洋 → 46分)、板倉滉、伊藤洋輝、守田英正(旗手怜央 → 73分)、遠藤航、南野拓実、久保建英(堂安律 → 61分)、伊東純也(前田大然 → 73分)、浅野拓磨(上田綺世 → 61分)
イラク
ジャラル・ハッサン、レビン・スラカ、フセイン・アリ(メルカス・ドスキ → 46分)、サード・ナティク・ナジ、フランス・ディア・プトロス(ウサマ・ラシド → 61分)、ユセフ・アミン(アリ・アドナン → 65分)、イブラヒム・バイェッシュ、アミル・アル・アマリ、アリ・ジャシム(ザイド・タシーン → 76分)、アフメド・ヤヒヤ、アイマン・フサイン(モハナド・アリ → 46分)