復帰後即ゴールを決めたトニー  “戻ってきた”ストライカーがチームに与える大きすぎる影響

チームに欠かせない男が戻ってきた photo/Getty Images

FKから同点ゴールをマーク

プレミアリーグ第21節でノッティンガム・フォレストと対戦したブレントフォード。

この試合で多くの注目を集めたのがFWイヴァン・トニーだ。232件の賭博規則違反が発覚し、昨年の5月に8カ月間の活動停止処分を受けていたストライカーがついにピッチに戻ってくるということもあり、大きな話題となっていた。

この日スタメンに名を連ねたトニーは1点ビハインドで迎えた19分にFKを直接叩き込み、復帰後早々に得点をマーク。チームも最終的に3-2で勝利し、復帰初戦で勝ち点3を見事に獲得した。

早速存在感を見せたトニーだが、英『Evening Standard』は同選手の存在がブレントフォードにとっていかに大きいかを報じている。

昨シーズン、プレミアトップとなる2312本のロングボールを使用したブレントフォードだが、その鍵となったのがトニーの存在だ。空中戦に強く前線でボールを収めることができるトニーが前線にいることが相手にとって脅威となり、ターゲットマンとしても機能していたため、チームのプレイの17%がロングボールになっていたとのこと。しかし、今シーズンはトニーを開幕から欠くことになってしまい、ロングボールからの攻撃の脅威が減ってしまった。

またブレントフォードは昨シーズン、セットプレイやPKから23ゴールをマークしていたようであり、これはマンチェスター・シティと並ぶ数字だったという。ヘディングも強いトニーがいることはセットプレイでもより脅威となっており、昨季公式戦21ゴールをマークしたストライカーの存在はチームに多大なる影響を与えていたことがわかる。

ビッグクラブへのステップアップも噂されているトニーだが、ストライカーの復帰はブレントフォードがここから順位を上げていく上で、頼もしい限りだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ