ブンデス12連覇に黄色信号のバイエルン 主力選手は現状に強い危機感「動きが鈍すぎる」「あまりにも静か」

ブレーメン戦のキミッヒ photo/Getty Images

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首位との勝ち点差は7に

21日(現地時間)に行われたブンデスリーガ第18節でバイエルン・ミュンヘンはブレーメンと対戦し、後半14分にブレーメンのMFミッチェル・ヴァイザーにゴールを許して0-1で敗れた。前節終了時点で首位レヴァークーゼンと勝ち点差4の2位につけていたバイエルンにとっては勝ち点3が必要不可欠な試合だっただけに、手痛い敗戦となった。
 
昨季まで11連覇中だったブンデスリーガのタイトル防衛が危ぶまれる事態となり、すぐにチーム状況を立て直す必要があるとの声が主力選手から相次いでいる。ドイツ紙『Bild』によると、MFトーマス・ミュラーはブレーメン戦後に現地メディアの取材に応じ、「僕らの動きは鈍すぎた。活気もなくて、ゴールが決まってくれることをただ願っているだけだった。この敗北は顔面に一撃をくらったような厳しい結果」とコメントし、直近14シーズンで敗れたことのなかったブレーメンを相手に無得点とチームが精彩を欠いていたと分析した。
 
バイエルンの司令塔であるMFジョシュア・キミッヒもチームの現状に強い危機感を持っている。試合後のインタビューで「この試合結果の原因を突き止める必要がある。試合のほぼ全ての時間帯で僕らはあまりにも静かすぎた。周りからは、僕らが自分達の問題点が何なのかを理解しているようには見えなかったと思う」とキミッヒはミュラー同様にチームの緩慢な動きを指摘し、さらに「今の順位や今季の僕らの目標から考えて、全ての試合に勝つということが非常に重要になってくる。そのためにはもっと存在感を放ち、デュエルの場面でよりアグレッシブに戦う必要がある」とも語り、勝利への強い気持ちをより前面に押し出すべきだとの考えを明かした。
 
ウインターブレイクが明けてまだ10日足らずだが、バイエルンには早くも今季のブンデスリーガ優勝の可能性を左右する重要な局面を迎えているようだ。

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