ブンデス首位レヴァークーゼン幹部が今冬の主力選手&指揮官の残留に自信「その話題は焦点になっていない」

点取り屋ボニフェイス photo/Getty Images

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大躍進によって去就が話題に

今季のブンデスリーガでは首位レヴァークーゼンの強さが際立っている。前節終了時点までで15勝3分けで無敗。総失点14はリーグ最少、総得点50はバイエルン・ミュンヘンに次いで2位と攻守両面で抜群の数字を残している。
 
これほどの成績を残していると、気がかりとなるのは主力選手の移籍だろう。特に、ここまでリーグ戦で10ゴールとエースストライカーの役割をきっちり果たしているナイジェリア代表FWビクター・ボニフェイス、そのボニフェイスの一列下の位置で攻撃の軸を担うドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツや驚異的なスピードで右サイドから敵陣深くに侵入してくるDFジェレミー・フリンポンの3人は年齢的にもまだ20代前半と若く、ビッグクラブによる引き抜きの対象となる可能性は十分にある。
 
しかし、レヴァークーゼンでスポーツディレクターを務めるシモン・ロルフェス氏は、今冬の移籍市場で彼らがレヴァークーゼンを去る可能性はないと確信しているようだ。同氏はドイツメディア『transfermarkt』の取材に応じ、「将来的にチームのメンバー構成は変わるだろうし、我々はそのことに対処する必要が出てくると思う。ただし、今その話題は我々の中で焦点となってはいない。なぜなら、私は選手達も監督も、このクラブに何があるのかを理解していると信じているからだ。クラブは素晴らしい発展を遂げていて、ここには喜んで働こうと思えるような環境がある」と語った。
 
また、シャビ・アロンソ監督をめぐってもビッグクラブへの移籍の噂が絶えないが、ロルフェス氏は同監督について「今シーズンが始まる前にシャビとの契約を延長できたことは非常に重要だった。我々が手近なチャンスに飛びつくわけではないことを示すことができたし、この契約延長は我々のここ数年の取り組みの成果であり監督の性格の表れでもあるんだ」とも述べて、クラブだけでなくシャビ・アロンソ監督自身も早期のステップアップを望んでいるわけではないことを明かした。
 
今冬の移籍市場が閉まるまで残り1週間ほどとなったが、果たしてレヴァークーゼンはこのまま現有戦力を維持し、悲願のブンデスリーガ初優勝へと突き進むことになるのだろうか。

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