このままなら年間44点の“レヴァンドフスキ超え”ペース ハリー・ケインにブンデス年間最多得点記録更新の可能性

今季からバイエルンでプレイするケイン photo/Getty Images

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1試合平均1.29ゴール

バイエルン・ミュンヘンのイングランド代表FWハリー・ケインが驚異的なペースで得点を量産している。現在のペースでゴールを積み重ねていくことができれば、ケインによってブンデスリーガの年間最多得点記録が更新されるかもしれない。
 
ケインは今季開幕前にトッテナムからバイエルンに加入。プレミアリーグで3度の得点王に輝いた実績を見込んで、バイエルンはケイン獲得のためにクラブ史上最高額となる1億ユーロ(約160億円)を投じたが、同選手は既にリーグ戦17試合に出場して22ゴールをマークし、期待通りの活躍を見せている。
 
ドイツ紙『Bild』によると、現在ケインはリーグ戦で1試合平均1.29ゴールのペースで得点を決めていて、仮にこの勢いがシーズン終了まで続いた場合、最終的なケインの年間得点数は44ゴールに達するという。出場した17試合の中でノーゴールに終わったのは4試合だけであり、さらに出場試合の約半分にあたる6試合で2ゴール以上を決めていて、何試合かだけでの固め打ちではなく継続的に得点を積み重ねているところがケインの特長であり凄さだろう。
 
ブンデスリーガでは、バイエルンと西ドイツ代表(当時)で活躍し、爆撃機と呼ばれたゲルト・ミュラーが1971-72シーズンに40ゴールを達成。その後長らくこの記録が破られることはなかったが、2020-21シーズンに当時バイエルンに所属していたポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(現バルセロナ)が41ゴールをあげて、「絶対に破られることはない」とドイツでは半ば伝説化していたミュラーの記録を49年ぶりに更新した。
 
ブンデスリーガでのキャリア通算得点記録でも、300ゴール以上をあげているのはミュラーとレヴァンドフスキしかいない。果たして今季のケインは、偉大なストライカー2人に年間ゴール数で並び、そして追い抜くことができるのだろうか。

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