「僕は去年同じような状況を……」 ブンデス首位レヴァークーゼンMFジャカが語る昨季のアーセナルとチームの未来

首位を走るレヴァークーゼンのジャカ photo/Getty Images

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首位快走も慢心無し

レヴァークーゼンのスイス代表MFグラニト・ジャカが現地メディアの取材に応じ、ブンデスリーガでトップに立つチームの現状と指揮官であるシャビ・アロンソ監督について語った。
 
今季のブンデスリーガでは、レヴァークーゼンが首位を快走している。前節まで15勝3分けと無敗、2位バイエルン・ミュンヘンとの勝ち点差は7に開いている。2001-02シーズンのUEFAチャンピオンズリーグで準優勝を果たすなど、ドイツ屈指の強豪でありながらブンデスリーガ優勝の経験がないレヴァークーゼンだが、ここまで見せている圧倒的な強さから今季こそ悲願の初優勝を達成する可能性は十分にある。
 
しかし、今季開幕前にアーセナルからレヴァークーゼンに加入したジャカは、そうした日増しに高まる周囲の期待に影響されることなく自身とチームは冷静さを保っていると明かす。

ドイツメディア『SPORTBUZZER』によると、同選手は「僕は、残念ながら去年アーセナルで今と同じような状況を経験している。シーズン終盤までトップにいたのに、結局リーグ優勝を逃してしまったという経験だよ。フットボールではどんなことも起こり得る。でも君達が信じるかどうかは分からないけれど、僕らはロッカールームでは優勝について本当に全く話題にしていないんだ」とコメント。レヴァークーゼン内部では優勝を口にするのは時期尚早と見られているようだ。
 
また、ジャカはレヴァークーゼンの躍進の立役者で複数のビッグクラブから次期監督候補として名前の挙がっているシャビ・アロンソ監督についても語っている。

同選手は、「監督が次の一歩を踏み出したいと考える日は来ると思う。それはフットボールの世界ではノーマルなことだよ。でも、それは今ではないだろうね。監督が僕らのこと以外について考えているという感覚は僕の中にはないから。監督がこのチームにいる限り僕らは楽しくプレイできるし、監督もこのチームでの今の仕事を楽しんでいるように見えるよ」とシャビ・アロンソ監督とチームの良好な関係を強調し、指揮官がすぐにレヴァークーゼンを離れる可能性は低いと予想した。
 
ジャカの発言から考えると、タイトル獲得よりも目の前の試合に勝利することにチーム全体が集中し、さらに監督と選手達の間に強い信頼関係があることがレヴァークーゼン躍進の原動力であり、今の成績は一過性の勢いではなく本物の強さの表れと言えるかもしれない。

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