トゥヘル監督「どうしようもない」 ウニオン・ベルリン戦勝利もバイエルンは怪我人続出の緊急事態

ピッチに座り込むウパメカノ photo/Getty Images

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優勝戦線に踏みとどまるも満身創痍

24日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンは延期されていたブンデスリーガ第13節ウニオン・ベルリン戦に臨み、後半1分にDFラファエル・ゲレイロのあげたゴールが決勝点となり、1-0で勝利を収めた。ひとまず0-1で敗れた先週末のブレーメン戦に続く連敗は阻止し、首位レヴァークーゼンとの勝ち点差を4に縮めたが、ウニオン戦ではバイエルンに怪我人が続出。試合後の記者会見でバイエルンのトーマス・トゥヘル監督も「我々はまた再び幾つかのポジションで問題を抱えることになった。どうしようもない」とコメントするなど今後のチーム運営が心配される事態となっている。
 
バイエルンにとって特に痛手だったのは、フランス代表DFダヨ・ウパメカノの負傷だろう。前半43分に左太ももの裏側(ハムストリング)を痛め、ハーフタイム中にイングランド代表DFエリック・ダイアーと交代。ドイツ紙『Bild』によると、左太もものハムストリングの肉離れで約3週間ほど離脱することになるという。
 
また、右サイドバックとして先発出場したオーストリア代表MFコンラッド・ライマーもふくらはぎを痛めた。「試合中に歩いていたら筋肉に痛みが走った。感覚としては良くない。明日検査を受けて状態を確かめることになると思う。大した怪我じゃないことを祈ってるよ」とライマー本人がコメントしたように怪我の詳細は不明だが、仮に長期離脱となれば、ただでさえモロッコ代表DFヌサイル・マズラウィがアフリカ・ネイションズカップに参加中で手薄となっている右サイドバックのポジションの担い手がいなくなってしまうことになる。
 
加えて、中盤で司令塔を務めるドイツ代表MFジョシュア・キミッヒも後半アディショナルタイム2分に球際の競り合い後に転倒して左肩を痛めた。『Bild』によれば、同選手も今後検査を受ける予定だという。
 
この他にもバイエルンでは、韓国代表DFキム・ミンジェがアジアカップに参加中で不在のため、特に守備陣で人材のやり繰りが困難な状況となっている。トゥヘル監督は、27日に予定されているブンデスリーガ第19節アウクスブルク戦でどのような選手起用を行ってこの難局を乗り切るのだろうか。

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