マンC加入後のベストパフォーマンス? トッテナム戦で躍動したコバチッチが見せた完全フィットへの兆し 「シティでのベストゲーム」

トッテナム戦では素晴らしい動きを見せた photo/Getty Images

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アケに次ぐ高評価

FAカップ4回戦でトッテナムと対戦したマンチェスター・シティ。鬼門での試合であったが、終了間際の88分にDFネイサン・アケが決勝点を挙げ、1-0の勝利を飾った。

この試合シュートを1本に抑えたシティの守備陣や決勝ゴールを決めたアケのパフォーマンスも素晴らしかったが、MFマテオ・コバチッチのパフォーマンスも驚異的であった。英『Daily Mail』は得点を決めたアケの「8」点に次ぐ、「7.5」の高評価をコバチッチにつけ、このように評価している。

「シティでのベストゲームと言える。ポゼッションではより積極的で、目的を持って前進した」
この試合ロドリの横でスタメン出場を果たしたコバチッチは十八番である運ぶドリブルで、シティの攻撃を牽引。MFベルナルド・シウバが下がってきてゲームを組み立てる場面も多かったこの試合で、相手ゴールに迫るコバチッチのドリブルは攻撃のアクセントとなった。

今シーズンより加入したコバチッチは、退団したイルカイ・ギュンドアンや開幕戦で負傷したケビン・デ・ブライネの穴を埋めるような働きを期待されていたが、シーズン前半戦は苦戦。無理に縦パスを通そうとし、引っかかってカウンターをくらう場面もあり、フィットには時間がかかると考えられていた。

ここまで公式戦25試合に出場し、12月のクラブW杯の浦和戦では移籍後初ゴールもマークした。デ・ブライネ復帰後は中盤のポジション争いもより熾烈になるため、コバチッチも自身の持ち味を発揮していかなければ生き残れない。

そういう意味ではトッテナム戦でのパフォーマンスは今後の活躍を期待させるプレイだったと言える。

指揮官のペップ・グアルディオラに自身の真価を示していく必要があるコバチッチは、この試合でのパフォーマンスを継続させ、定位置確保を目指す。

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