キーマンはハンジ・フリック? ドイツの専門家がリヴァプール、バルサの監督人事を予想

日本代表に敗れドイツ代表監督の座を追われたフリック氏 photo/Getty Images

日本戦で敗れて解任、現在はフリー

今季終了後の退任を発表したバルセロナのシャビ監督やリヴァプールのユルゲン・クロップ監督の後任をめぐる報道がヒートアップする中、ドイツの専門家はハンジ・フリック前ドイツ代表監督の動向がカギを握っていると予想している。
 
シャビ監督が会見の場で自身の退団を発表して以降、既にスペインメディアの間ではバルセロナの次期監督候補としてボローニャのチアゴ・モッタ、レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル、ジローナのミチェル、ポルトのセルジオ・コンセイソンらの名前が取り沙汰される一方、リヴァプールに関しては同クラブのOBで現在レヴァークーゼンで指揮を執っているシャビ・アロンソの名前が有力候補として連日報道されるなどスペインとイングランドそれぞれを代表するビッグクラブの監督人事に対する関心は日増しに高まっている。
 
こうした中、ドイツ紙『Bild』のサッカー部門の編集長を務めるクリスティアン・ファルク氏は、「我々は、ハンジ・フリックが候補の一人であることを知っている。既に2021年にバルセロナのジョアン・ラポルタ会長が彼に接触している。フリックを説得しようとしていたんだ。しかし彼はオファーを断って、その後でシャビがやって来た」とシャビの監督就任までの経緯を引き合いに出しながらフリック氏の名前をバルセロナの監督候補として挙げている。
 
また、ファルク氏は「レヴァークーゼンはフリックのことをリストの上位にランク付けしているはずだ。レヴァークーゼンにはルディ・フェラーというフリックの大きな支持者がいるからね」とも語り、フリック氏がバルセロナの監督にならなかったとしても、ユルゲン・クロップ監督の退任によってレヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督がリヴァプールの次期監督に就任した場合には、フリック氏がレヴァークーゼンの監督に就任する可能性が高いとも予想している。
 
フリック氏は、昨年9月に行われた日本代表との親善試合に1-4で敗れた後にドイツ代表監督を解任され、現在はフリーの身となっている。ファルク氏の予想通り、今後欧州各クラブの監督人事にフリック氏がキーマンとして関わってくることになるのだろうか。

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