ボルシアMG戦痛恨ドローもシャビ・アロンソは冷静 「今ナーバスになっていたら、5月には……」

ドローを喫したレヴァークーゼン photo/Getty Images

バイエルンとの勝ち点差2

現在ブンデスリーガで首位に立つレヴァークーゼンは、ブンデスリーガ第19節でボルシアMGとホームで対戦し、0-0で引き分けた。同日に行われたアウクスブルクとのアウェイゲームで2位バイエルン・ミュンヘンが3-2で勝利したため、両者の勝ち点差は2に縮まったが、指揮官のシャビ・アロンソ監督をはじめチーム関係者は冷静さを保っている。
 
ボルシアMG戦でレヴァークーゼンは28本のシュートを放ち、試合全体のボール支配率は75%に達した。加えてデータメディア『Opta』によると、この試合でレヴァークーゼンの選手がボルシアMGのペナルティエリア内でボールに触れた回数は、ブンデスリーガでの統計開始以来最多となる69回にのぼった。レヴァークーゼンがボルシアMGを終始圧倒していたことは各データからも一目瞭然であり、それだけにスコアレスドローで試合を終えたことは痛恨の結果とも言える。
 
しかし、ドイツ紙『Bild』によると、ボルシアMG戦後にレヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督は「リーグ戦はまだ15試合も残っている。もしも今ナーバスになっていたら、5月には壊れてしまう。私は冷静だよ。勝てなかったことはもちろん残念だけど、それがフットボールであり恐らくこういう結果は今回で最後というわけでもないだろう。試合の分析は行う。しかしチームの誰もナーバスにはなっていない」と語り、自身とチームが今回の結果を冷静に受け止めているとした。
 
また、レヴァークーゼンのスポーツディレクターであるシモン・ロルフェス氏も「終始何かが欠けていた。最後の決意、ゴールを決めるという強い気持ちだよ。しかし、この結果によって我々の進むべき道が変わるということはない。このまま前に進んで、次のダルムシュタット戦では勝ち点3を取る」と課題を口にしつつも既に次戦へと目を向けていて、指揮官もクラブ幹部も、すぐ近くまで迫りつつある2位バイエルンの足音を気にしている様子は見せていない。
 
レヴァークーゼンは、2月3日にブンデスリーガ第20節ダルムシュタット戦、そしてその翌週2月10日には同21節バイエルン戦を控えている。首位のままホームでバイエルンを迎え撃つためには次のダルムシュタット戦での勝利は必要不可欠であり、勝利に向けてボルシアMG戦からどのような修正を加えるのかというシャビ・アロンソの手腕に注目が集まる一戦となりそうだ。

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