バイエルンでスポーツディレクターになっていた? シャビ・アロンソとの交渉を元クラブ幹部が証言

シャビ・アロンソの手腕には称賛が集まっている photo/Getty Images

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現役引退時にフロント入りをオファー

今季のブンデスリーガでは、レヴァークーゼンがバイエルン・ミュンヘンを抑えて首位に立っていて、レヴァークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督の手腕にドイツだけでなく欧州各国のサッカー関係者が注目している。
 
1981年11月25日生まれで現在42歳のシャビ・アロンソ監督は、レアル・ソシエダ、リヴァプール、レアル・マドリードを経てバイエルンに加入し、2016-17シーズンを最後に現役を引退。その後は指導者の道に進み、レアル・マドリードU-14、レアル・ソシエダのセカンドチームで監督を務めた後、2022年10月にレヴァークーゼンの監督に就任した。一見すると、現役引退後は指導者として順調にキャリアアップしているようにも見えるが、実はシャビ・アロンソ監督がバイエルンでスポーツディレクターに就任する可能性もあったようだ。
 
バイエルンで2014年から2017年までテクニカルディレクターを務めていたミヒャエル・レシュケ氏は、イギリスの衛星放送『SKY』の番組内でシャビ・アロンソ監督が現役を引退した時のクラブ内部の様子について、「シャビ・アロンソは、カール・ハインツ・ルンメニゲ(当時CEO)とウリ・ヘーネス(当時会長)の大のお気に入りだった。だから私は当時彼らとシャビ・アロンソについて話し合いをした。彼にスポーツディレクターとしてバイエルンで働く気はないかと尋ねてみるべきか真剣に検討されていたんだ。私は彼を夕食に誘い、そこでそのテーマについて非常に穏やかに話した」と語り、クラブのトップの意向によってシャビ・アロンソ監督にフロント職のポストをオファーしたことを明かした。しかし、同氏によると、シャビ・アロンソ監督は選手生活を終えた後は1年間休養し、その後は指導者になると決めているとしてレシュケ氏からの誘いを断ったという。
 
監督とSDでは仕事も違うが、今季ここまで公式戦で無敗というレヴァークーゼンの躍進を見れば、バイエルンはあまりにも大きな魚を逃したと言えるかもしれない。

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