イングランド代表は左ウイングを誰に? ファーディナンドも悩む「全員調子が良いならラッシュフォードだが……」

ラッシュフォードの調子が良いなら問題ないが photo/Getty Images

ラッシュフォードは調子を落としている

今夏、ドイツで行われるEURO2024。イングランド代表は前回大会で惜しくも準優勝に終わっており、今大会こそという思いは強いだろう。

実際、代表には今季絶好調のメンツが揃っている。バイエルン・ミュンヘンへ移籍したFWハリー・ケインはブンデスリーガ史上最速で20ゴールを達成し、レアル・マドリードへステップアップしたFWジュード・ベリンガムはラ・リーガですでに16得点。アーセナルへ移籍したデクラン・ライスはすっかりチームの中核を担うようになり、今季は持ち前のボール奪取能力に加えて得点力の向上も見せている。特に中盤から前線にかけては、やはり一歩抜きん出たスカッドを誇っていると言っていい。

しかし、元イングランド代表のリオ・ファーディナンド氏には、ひとつ不安があるようだ。それは左のウイングに誰を起用すべきかということだ。

英『Daily Mail』が伝えたところでは、ファーディナンド氏は『TNT』のマンチェスター・シティ対コペンハーゲンの中継中にイングランドの前線の6人について尋ねられ、このように答えている。

「(ブカヨ・)サカが右、ケインが前線だ。左は難しい。(ジャック・)グリーリッシュはいま怪我をしていて、(マーカス・)ラッシュフォードは調子がよくない」

同席していたジョレオン・レスコット氏から「全員が調子が良いなら?」と尋ねられ、「全員調子がいいなら、ラッシュフォードが左サイドでプレイしてくれるだろう」とも答えている。

実際、ここをどうするかは悩みどころになるだろう。グリーリッシュやラッシュフォードは確かに今季のパフォーマンスを見るかぎりベストの選択肢とは言えず、ラヒーム・スターリングはここのところ招集から外れている。[4-2-3-1]のシステムならフィル・フォーデンは中央で使いたい。コール・パーマーやジャロッド・ボーウェンは右や中央のほうが適性が高そうで、これといった正解が見えてこない。

ラッシュフォードが復調すれば問題ないのかもしれないが、ガレス・サウスゲイト監督はどのように考えているのだろうか。

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