これが今夏ユナイテッド最大の補強となる!? 三笘、カイセド、マクアリスター、ゴードンらを掘り当てた辣腕SDの引き抜き狙う

ブライトン時代のカイセドとマクアリスター photo/Getty Images

補強が迷走するユナイテッド

INEOSグループのジム・ラトクリフ氏が新共同オーナーとなり、クラブ内部からの変革を狙うマンチェスター・ユナイテッド。かつてイングランドの盟主ともうたわれた名門中の名門はここ10年ほどで競争力を大きく失っており、ラトクリフ氏就任が復権の起爆剤となることを期待されている。

そんななか、ラトクリフ氏は新スポーツディレクター候補としてニューカッスルのダン・アシュワースをターゲットにしていると英『Daily Mail』が報じている。ユナイテッドとニューカッスルは、アシュワースに関して来週初めまでに合意に達する見通しで、正式なアプローチを準備しているようだ。

アシュワースは過去5年間のブライトン、ニューカッスルでの仕事ぶりが高い評価を得ており、才能ある選手を発掘する目に定評がある人物。ブライトン時代にはアレクシス・マクアリスターやモイセス・カイセド、レアンドロ・トロサールといった大ヒットを飛ばしたほか、いまも主力であるタリク・ランプティやヤン・パウル・ファン・ヘッケ、エヴァン・ファーガソン、そしてダニー・ウェルベックやアダム・ララーナなども引っ張ってきた。そして日本の川崎フロンターレから三笘薫を見出したのも彼だという。

現在所属するニューカッスルでもアレクサンデル・イサク、アンソニー・ゴードン、ニック・ポープ、スヴェン・ボトマンなど次々と当たり補強を引いてきた。

ユナイテッドの近年の補強の不安定さはファンも認めざるをえないだろう。今季獲得したメイソン・マウントはほとんどチームに貢献できておらず、新守護神となったアンドレ・オナナもシーズン序盤はまるで安定感を欠いていた。昨季獲得したアントニーも今季はいまだゴールがない。近年で大成功といえるのはブルーノ・フェルナンデスくらいだ。

この辣腕SDの招聘はユナイテッドを変えるのか。もしかしたらアシュワースの獲得が、今夏最大の補強となるかもしれない。

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