1億ポンドの男グリーリッシュに何が!? チームの加速と対照的に抱えるフラストレーション「社交的DJの彼ではない」

コペンハーゲン戦の前半にピッチを去ったグリーリッシュ photo/Getty Images

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イライラを抱えているとも

プレミア王者マンチェスター・シティ。現在は1試合消化が少ないため暫定的に2位にいるが、首位リヴァプールとの勝ち点差は「2」。ここ5試合で5連勝しているプレミア唯一のチームであり、やはり優勝候補筆頭と呼ぶにふさわしい。

しかし、この好調に乗れていない男がいる。左ウイングのジャック・グリーリッシュだ。

グリーリッシュは先日行われたチャンピオンズリーグ決勝ラウンド16のコペンハーゲン戦で、前半途中に負傷離脱。同じ左サイドのジェレミー・ドクの台頭もあり、今季は思ったように出場時間を確保できない。今季プレミアで先発したのはわずか7試合、時間にすると704分にとどまっていて、いささか寂しい数字になっている。
それだけに今回のチャンピオンズリーグで回ってきた先発はチャンスだったが、怪我でフイにしてしまった。英『Daily Mail』が伝えるところでは、彼はトレーニング中もフラストレーションを抱えた様子でイライラしており、いつもの明るい楽屋DJの彼とは違っているという。

チームのプレイスタイルの微妙な変化も一因かもしれない。今季のシティはよりダイレクトでゴールに直結するようなプレイを見せることが多くなり、それは例えばドクの台頭のほかにもハーランドとフリアン・アルバレスの併用がそうさせているのかもしれないが、グリーリッシュが得意とするサイドで時間をつくってポゼッションし、チームのバランスをとるようなプレイは減っている。

1億ポンドともいわれる移籍金でやってきたグリーリッシュだが、28歳にして正念場を迎えているのかもしれない。今夏にはEURO2024も控えており、マンチェスター・ユナイテッドのマーカス・ラッシュフォードの不調もあいまってグリーリッシュにはチャンスとも言えるのだが、ここにきて再びの負傷離脱は痛すぎる。

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