強すぎるレヴァークーゼンの“起源”は 8000万ユーロでハフェルツを手放したところから始まった若手補強策

当時レヴァークーゼンで活躍していたハフェルツ photo/Getty Images

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新戦力が次々とヒットしている

ブンデスリーガで絶対王者バイエルンを抑え、首位を走るレヴァークーゼン。指揮官シャビ・アロンソの手腕も大きいが、クラブのシモン・ロルフェスSDは1つの転機があったと振り返っている。

それは、2020年の夏に8000万ユーロの移籍金でFWカイ・ハフェルツをチェルシーへ売却した時だ。独『Sport1』によると、ロルフェスSDは当時の夏を『現チームの起源』と評している。

当時のハフェルツはレヴァークーゼンで売り出し中の若手アタッカーで、レヴァークーゼンにとってハフェルツの流出は痛手だった。しかし、その売却益を活かしながら着々と戦力強化へ動いてきた。その成果が出ているというわけだ。
当時の夏はハフェルツを売却し、ローマからFWパトリック・シック、セルティックから右ウイングバックのジェレミー・フリンポンを獲得。翌年にはクラブ・ブルージュからDFオディロン・コスヌ、トゥールーズからMFアミン・アドリ。

2022年にはスパルタ・プラハからFWアダム・フロジェク、そして昨夏にはサウサンプトンからMFネイサン・テラ、ロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズからFWヴィクター・ボニフェイス、アーセナルからMFグラニト・ジャカらを獲得。フリーでベンフィカから左ウイングバックのアレハンドロ・グリマルドを獲得したのもヒットだった。

フリンポン、コスヌ、アドリ、フロジェクといった選手は期待の若手といった立ち位置だったが、今では頼れる主力へと成長している。ハフェルツの売却益を活かしつつポテンシャル溢れる若手を積極的にスカウティングしたクラブの戦略が当たったことになり、3年をかけた強化策が実を結んでいる。

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