韓国代表監督ユルゲン・クリンスマンを就任わずか12カ月で解任 韓国サッカー協会が同氏に対し強い不満

韓国代表を解任されたクリンスマン監督 photo/Getty Images

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2026年のワールドカップ終了まで契約は残っていた

ユルゲン・クリンスマンが、韓国代表監督を解任された。韓国『The Korea Times』が伝えている。クリンスマンは昨年2月に就任し、契約は2026年のワールドカップまでとなっていたが、わずか1年で解任された。

韓国代表は、ソン・フンミン(トッテナム)、ファン・ヒチャン(ウォルバーハンプトン)、イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)といったスター選手を擁しながら、FIFAランキングで64ランクも低いヨルダンに敗れ、アジアカップをベスト4で敗退した。

また、アジアカップ敗退前夜、韓国代表内ではチームメイト同士の内紛があったと伝えられ、ソンは指を脱臼している。
韓国サッカー協会(KFA)は、クリンスマンの監督としての力量に不満を持っていたようで、同協会のチョン・モンギュ会長は「代表チームの最高の能力を引き出すこと、選手の管理、仕事の習慣という点において、クリンスマンは代表チームの監督としての私たちの期待に応えておらず、リーダーシップも発揮できなかった。我々はクリンスマンが改善する可能性は低いと判断した」と述べた。

クリンスマンは、2006年のワールドカップでドイツ代表を3位に導き、2014年のワールドカップではアメリカ代表を決勝トーナメントに導いたが、韓国代表ではその手腕を発揮できなかった。

チョン会長は、「後任監督の選考を直ちに開始する」と述べたが、具体的な名前をあげなかった。韓国代表の次の試合は、3月21日に行われるワールドカップ予選のタイ戦で、選考にかけられる時間はあまりない。

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