古巣相手に得点したら祝うべきだとポチェッティーノ 「すでに別の歴史の一部なのだから」

シティからチェルシーに移籍したパーマー photo/Getty Images

パーマーは初の古巣対戦

今節、昨季王者マンチェスター・シティと対戦するチェルシー。前回対戦では4-4の打ち合いを演じたが、今回はシティのホームでどうなるのか注目が集まっている。

そんなシティ戦に向けた会見で、マウリシオ・ポチェッティーノ監督は昨季までシティに在籍していたコール・パーマーについて語った。ポチェッティーノ監督のなかでは、パーマーはレアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッドでプレイしたアンヘル・ディ・マリアに重なるところがあるようだ。

「私が間違っているかもしれないが、ディ・マリアは同じポジションでプレイしていて、フィジカルも似ている。もちろんディ・マリアは素晴らしい選手であり世界チャンピオンだ。まだまだ遠く、コールは彼のレベルに達するまで改善する必要があるだろう。でも彼がいかに賢いのかはわかる。ディ・マリアはとても負けず嫌いで、ピッチ上では常にやんちゃなこともしていた。このようなタイプのプレイヤーは非常に競争力がある」

また、パーマーが昨季以来のエティハド・スタジアムでのプレイとなることにも触れた。印象的なのは、古巣相手のゴールセレブレーションについての意見だ。

「ゴールを決めたとき、それは身体から発するもっとも美しい感情がある。『祝いたくない』とは言えないよ。今は別のチームでプレイしているのだから、祝う必要があると思う。そこ(別のチーム)にいたときには敬意を表し、クラブ、バッジ、そして人々にすべてを捧げたんだ。でも今度は別のユニフォームをまとうことになったのだから、祝う必要があるよ。なぜなら、すでに別の歴史の一部なのだから」

移籍した選手が古巣相手にゴールを決めたときはセレブレーションを控えるのが通例だが、ポチェッティーノは祝ってもよいのではないかと意見した。ゴールを祝ったからといって、必ずしも古巣に対する敬意を欠いていることにはならない。もちろん、かつてシティに移籍したエマニュエル・アデバヨールが古巣アーセナルにしたように、あからさまな悪意をもって見せつけるような場合は別だが……。

パーマーは古巣相手にゴールを決めることができるだろうか。シティではそれほど出場機会を得ることができなかったが、成長した姿をファンやペップ・グアルディオラに見せることもまた恩返しのひとつの形だろう。

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