ライバルチームへの移籍が間近に迫っていた? チェルシー移籍を決断した経緯をアザールは語る

チェルシーへの移籍を振り返るアザール photo/Getty Images

チェルシーでは圧巻のプレイ

2012年にリールからチェルシーにやってきたエデン・アザール。約7年間いたチェルシーで合計6つものタイトルを獲得した。

チェルシーで素晴らしいパフォーマンスを見せていたアザールだが、当初チェルシーは移籍先のリストに入っていなかったことを、元チームメイトのジョン・オビ・ミケルのポッドキャストで話していたことを英『Daily Star』は報じている。

「サー・アレックス・ファーガソンやハリー・レドナップと話したり、マンチェスター・シティの練習場を見にマンチェスターに行ったりしていた。いくつか選択肢はあったけど、チェルシーには行かなかった。というのも、私がリールにいた最後の年、チェルシーはリーグ戦でそれほど良い成績ではなかったからだ」
「あなた(ミケルとチェルシー)がチャンピオンズリーグで優勝したとき、リーグでは6位で終わっていた。プレミアリーグに行くためにフランスを離れることは分かっていたが、チャンピオンズリーグでプレイしたかったのでチェルシーではなかった。あの移籍はチャンピオンズリーグで優勝したからだ」

さらにアザールはミケルにチェルシーがCLで優勝していなかったら、チェルシーへの移籍はなかったか聞かれると、「ああ、友よ、チェルシーは遠い存在だったんだ。だから(ディディエ・)ドログバには感謝しているんだ」と語った。

チェルシーは2011-12シーズンにCLでバイエルンとの決勝をPKで制し、優勝を果たした。しかしアザールはそれでもチェルシーに行くかどうかは迷っていたようであり、それでも決断したのは以前、アザールが語っていたディディエ・ドログバの電話だったとのこと。ドログバの電話と移籍前のシーズンでのCL優勝の2つがアザールをチェルシーに連れてくることができた大きな要因となった。

2012-13シーズンからチェルシーでプレイすることになったアザールはチェルシーで公式戦352試合に出場し、110ゴール92アシストを記録した。その後移籍したレアル・マドリードでは振るわなかったが、チェルシーでのアザールの輝きは今後も語り継がれていくだろう。ドログバの電話とあの年のCL優勝は後のスター選手獲得に大きな影響を与えるものであったようだ。

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