T・シウバ不在を感じさせないチェルシーの守備 マンC相手に圧巻のパフォーマンスを見せたディサシを中心にCB新時代へ突入か

シティを相手に素晴らしいパフォーマンス photo/Getty Images

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シティの猛攻を1点に抑える

プレミアリーグ第25節でマンチェスター・シティと対戦したチェルシー。

ホームで行われた11月の試合では、撃ち合いの末4-4で勝ち点1をゲットしたチェルシー。その後、勝ち点を積み重ねることができていなかったが、公式戦2連勝の中で挑んだ試合だった。

前半にFWラヒーム・スターリングのゴールで先制点をとったチェルシーだったが、終了間際の83分にMFロドリに同点ゴールを決められ、今回の試合もドロー決着となった。
この試合で鋭いカウンターを見せた攻撃陣も素晴らしかったが、FWジェレミー・ドクを完全に抑えたDFマロ・ギュストなど31本ものシュートを打たれながらも失点を1に抑えたチェルシーの守備陣も素晴らしいパフォーマンスを見せた。怪我で出場しなかったDFチアゴ・シウバ不在の中、奮闘したチェルシーの守備陣。この試合後、ジェイミー・キャラガー氏は英『Sky Sports』にて、今シーズン後の去就が注目されているシウバは復帰後もスタメンに戻るのは難しいかもしれないと語る。

「カップ戦のアストン・ヴィラ、そして今日の試合と、アウェイゲーム2試合にチアゴ・シウバは出場していない。彼はチェルシーに加入して以来、素晴らしい活躍を見せている。でも彼の契約は今季終了後に切れる。あそこで一緒にプレイしている選手を見ていると、誰かがケガをしない限り、チアゴ・シウバが今からシーズン終了までの間にチームに戻るのは非常に難しくなると思う」

さらに同氏は「チェルシーは将来のために何かを作り始めなければならないと思う。カラバオカップ決勝の後、プレイすることはそれほど多くない」とコメントしており、続けて「チアゴ・シウバがチェルシーでプレイする時代は終わりを迎えるべきだと思う」と話し、CBも新時代に突入すべきだと語る。

この試合はDFリーヴァイ・コルウィルとDFアクセル・ディサシがコンビを組んだが、キャラガー氏は「ディサシ以上の守備パフォーマンスは記憶にない。彼は素晴らしかった」と、絶賛。同選手はFWアーリーング・ハーランドにゴールを奪わせることなく、守備陣を牽引した。

コルウィルやディサシ、ブノワ・バディアシルなど若いCBも少しずつ育ってきたチェルシー。替えが効かない選手だと思われていたシウバだが、後継者たちも少しずつ育ってきている。

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