マンUらビッグクラブが関心しめすバイエルンの若手FWテルの動向 代理人「全てのオプションを検討する」

ドリブル突破をはかるマティス・テル photo/Getty Images

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フランスの次世代スター候補の一人

バイエルン・ミュンヘンのFWマティス・テルの動向に注目が集まっている。この18歳のフランス人ストライカーは、2022年7月に5年契約でレンヌからバイエルンに移籍。バイエルン加入2季目にあたる今季は、ブンデスリーガでは開幕から5試合で3ゴールをマーク。さらにUEFAチャンピオンズリーグのグループステージでも2ゴールを決めるなど、シーズン序盤こそジョーカーとしての役割を果たしてチームに貢献していたが、最近は得点に絡む機会が減少している。

0-1でラツィオに敗れた15日(現地時間)のUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグの後、トゥヘル監督は82分から途中出場したテルについて、「彼は、本来の推進力を少し失っていた。ピッチに立った時のプレイが以前ほどアグレッシブではない。それは、彼が相手のペナルティエリア内でボールを持った時にも言えることだ」とコメントし、テルに対する指揮官の評価が下がっていることをうかがわせた。テルをめぐってはマンチェスター・ユナイテッドら複数のビッグクラブが獲得に興味をしめしているとされ、トゥヘル監督の発言後にドイツ紙『Bild』が今夏の移籍の可能性を報じるなど、その周囲はにわかに騒がしくなっている。

テルの代理人を務めるガディリ・カマラ氏も移籍の可能性を否定していない。『Bild』の取材に応じたカマラ氏はテルについて、「マティスはバイエルンとそのサポーターのことを愛しているし、彼はバイエルンで重要な選手となって全てのトロフィーを獲得したいと考えている。彼が同じ道を引き続き進んでいるという感覚を持つ必要がある。そのことがすぐに見られるようになると私は確信している」とテルのバイエルンに対する愛着の強さを強調し、同時に復調への期待を口にした。
その一方で、「もしも状況がそうならなかった場合は、我々は全てのオプションを検討する必要がある。何故ならマティスは、自分自身にポテンシャルがあってトップクラスの選手になれることを知っているからだ」ともコメントし、チーム内での状況が好転しなければ移籍も選択肢の一つであるとの考えを明かしている。

テルが本来の調子を取り戻してバイエルンでより多くの出場機会を得られればバイエルンに残留、そうでなければ移籍も検討というのがカマラ氏の考えであり、同選手の今後数カ月のパフォーマンスが去就のカギとなりそうだ。

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