ついにセルティックは2位に落ちた 得点数激減で国内支配に暗雲「我々が望むレベルからは程遠いもの」

今季のセルティックは思うような結果が出ていない photo/Getty Images

現在はレンジャーズが一歩前へ出た

昨季はプレイオフも合わせた38試合で114ゴールを挙げるなど、圧倒的な強さでスコットランド国内リーグを制したセルティック。一定期間はセルティックによる国内支配が続くかと思われたが、今季はピンチだ。

セルティックは17日に行われたキルマーノック戦で1-1と引き分けてしまい、ライバルのレンジャーズに単独首位を許した。現在2ポイント差がついており、選手たちも焦りを感じ始めている頃か。

今回のキルマーノック戦はホームでの戦いで、FW古橋亨梧のゴールで先制したところまでは問題なかった。しかし追加点を奪えないまま、終盤に同点弾を許して勝ち点2を逃した。

英『BBC』によると、トム・イングリッシュ記者は王者のパフォーマンスを厳しく批判する。

「パフォーマンスのレベルは我々が望むレベルからは程遠いものだった。逃げ切って1-0で勝利できるかと思われたが、パフォーマンスは低調だったね。とても残念だったよ。こうした失点は続いていて、今回が初めてではない。セルティックはこれまでに何度もこのような状況に陥っており、リードを広げるチャンスをモノにできないまま不安を感じてきた」

同記者はアグレッシブさが足りないとの見方も示しているが、元スコットランド代表選手のマイケル・スチュワートもセルティックがホームチームには見えなかったと手厳しい。

「最終的にセルティックはアウェイチームのようだったね。彼らは立ち往生しているように見えたよ」

昨季は38試合で114ゴールを奪ったが、指揮官がブレンダン・ロジャーズに交代した今季は26試合時点で58ゴールと明らかに少ない。昨季得点王を獲得した古橋の得点力も活かせていない状況で、1シーズンで思わぬ停滞ぶりだ。

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